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「海をこえて友よきたれ!」(グランルーフ完成)

[小江戸板橋] 2013年9月13日 14:00

  ♪海をこえて~ 友よきたれ~

   万国の~ 旗のもとに~♪

 

9月8日、日曜日早朝。

2020年オリンピック・パラリンピックは、東京開催に決定とのニュースを聞き、顔をくしゃくしゃにして喜びを表す太田雄貴選手たちの姿を見たとき、私の頭の中に響き出したメロディです。

1964年の東京五輪は、小学校1年生で迎えました。

学校の講堂で、万国旗を振りながら、大きな声で歌っていました。

今でも口ずさめるということは、意識の中に強く刻まれた歌なのでしょう。

日の丸の旗がセンターポールに掲揚された場面をテレビで見た父が、涙を拭きながら私を抱きしめたことも、遠い記憶の中に思い起こすことがでします。

 

もちろん、自分の年齢に7歳を足してみるという作業は、行ってみました。

湧きあがる高揚感。

このチャンスに、ぜひ、直接競技を見てみたい。

ボランティアとしてでも、なんでもいいから、何らかの形で、東京五輪に関わってみたい。

素直にそう思いました。

 

2020年の開催計画では、中央区晴海に「選手村」が整備され、各国の選手や競技関係者を受け入れるとのことです。

キーワードの一つが「お・も・て・な・し」

海を越えて、空港に、港に、そして鉄道のターミナルにと、多くの方々をお迎えします。

国内移動のメインとなる、東京駅。

新しいお迎えの設備が、オープンを待っています。

赤レンガ駅舎が復原した丸の内口に続いて、八重洲口に「グランルーフ」大屋根、ペディストリアンデッキが、9月20日(金)に完成・オープンします。

 

 (東京駅の所在地は外堀通りを境にして千代田区に位置するのですが、利用者の流動や、

  景観的に見て、セーフかなと思いながら書いています。)

 

八重洲、京橋、日本橋、銀座と続く、東京のメインストリートの玄関口が、姿を整えています。

選手村の方向をむいて翼を広げる、水鳥の羽のような、帆船の帆のような大屋根。

この大屋根、グランルーフは、「光の帆」がモチーフといいます。

近代的なデザインは、先進性・先端性を象徴した都市景観を創り出すとのこと。

エコロジーを推進する、壁面緑化やドライミスト装置、雨水や中水を利用した植栽。

多彩な商業施設も開業し、情報発信性も高まるでしょう。

地下に広がる連結部分だけでなく、地上の連結部分としてのペディストリアンデッキが延びていくと、さらに回遊性が向上していくでしょう。

タクシープールやバスバースを充実させた交通広場は、2014年秋に完成予定です。

 

こんなデザインのターミナルは、海外から来られたお客様の目には、どのように映るでしょう。

なぜかすべてのことが、2020年に向けた布石のような気がするのも、いまだに続く高揚感から来ているのでしょうか。

 

 

 

 

♪人が輪にな~る(ソレ)輪が花になる~♪

[小江戸板橋] 2013年8月16日 09:00

夏の夜がしだいに深まるころ、そびえ立つビル群の明かりが輝きを増してきます。

その谷間から、盆踊りの楽曲と笛・太鼓のお囃子が流れてきます。

バルコニーから身を乗り出しても、ビルの陰で会場は見えません。

きっと、小学校の校庭や、寺院の広場で、地域の人たちが踊りの輪を作っているのでしょう。

お囃子を聞いていると、自然に歌が口をついてきます。

「ひぃとが輪になる、輪が花になる」

ああ、この歌詞って、いいな。

人が集まって、踊りの輪を作って、花のように広がっていく。

ちょうど花火が、夜空に大輪の花を開かせる姿に重なります。

滝田常晴さんの作詞に、藤田まさとさんが補作詞してできたものと聞きます。

 

学生生活を送るために上京した年に、何を血迷ったか、盆踊り講習会に参加した事があります。

その時のレッスン曲の一つが、この『大東京音頭』でした。

相当本格的な講習会で、参加者はベテランの方々、浴衣をキリリと着こなしています。

学生は私だけ。

「スジがいいですね。お若いですから、このまま続ければ、名取も・・・」

社交辞令であることは分かっています。

 

でも思えば、盆踊りって、私の身近にありました。

福島県会津若松市の盆踊りの中心曲は、エンヤーで歌が始まる「会津磐梯山」

遥かに仰ぐ磐梯山は、会津の地を潤す「宝の山」

家族や、子供会の仲間と連れ立って、街の目抜き通りにしつらえられた櫓を囲みます。

通りの端から端まで輪が広がり、時間が経つにつれて二重にも三重にも増えていきます。

振付はシンプルですから、初めての人でも、半周も回れば、十分サマになります。

「おはら庄助さん!なんで身上つぶした!」

このお囃子のところは、近くで踊っている子と張り合って、怒鳴るように叫んでいました。

櫓の周囲や商店の軒ごとに下がる提灯が、今思うと、とても明るく感じたものでした。

 

さて、ここ中央区も夏祭りや花火大会のシーズンは、盆踊りの季節でもあります。

「チュチュッとチュ~チュッと中央区 ♪」

いよっ、出ました。中央区音頭。

「これがお江戸の盆ダンス」

ダンスと言い切っちゃうんだから、ハイカラだね。

チュチュッとのリズムが、かわいいですね。

そして、これから行われる盆踊りは・・と。

8月23日(金)から24日(土)に行われる、浜町公園がねらい目です。

その名も「大江戸まつり盆おどり大会」

23日には、17時からオープニングパレードもあるんですよ。

チュチュッとの振りを、かっこよく決めるチャンスです。

 

 浴衣着ていきましょう!!

 

 

 

 

七夕祭りに

[小江戸板橋] 2013年7月 8日 17:06

知人から、笹の葉に包まれた、三角ちまきをいただきました。

「裏山の竹が、青々と立派な笹をつけたので、ちまきにして、おすそ分け。」

笹の香りが、食欲を刺激します。

夏の食品保存の知恵として、笹の持つ殺菌作用は広く知られています。

また、竹の驚異的な成長の速さに、人は強い生命力を感じ、邪気をはらう神聖な植物として捉えてきました。

「十日えびす」の福笹は、商売繁盛の縁起物です。

そしてこの時期、笹竹は七夕飾りの土台となります。

 

七夕飾りといえば、仙台勤務の経験がある私には、「七つ飾り」といわれる小物が頭に浮かびます。

短冊(たんざく) 学問や書道の上達を願います。

巾着(きんちゃく) 節約、貯蓄で商売繁盛を表します。

投網(とあみ)  豊漁、豊作、幸運を寄せ集めます。

屑篭(くずかご) 清潔、倹約を表します。

折鶴(おりづる) 家内安全、健康長寿を表します。

紙衣(かみごろも) 織姫が神に捧げた衣で、厄除けや裁縫の上達を祈願します。

吹流し(ふきながし) 織姫の織り糸を象徴し、飾りの主役です。

それぞれに深い願いが込められており、いわれを知って七夕飾りをながめると、感動もひとしおです。

 

季節感が薄くなってきた東京で、きちんと七夕の行事が続いているのは、幼稚園・保育所でしょう。

園の短冊には、ほほえましい願い事が踊っています。

それから、駅のイベントコーナーにも飾られていました。

マンションの入り口にも見つけました。

 

七夕は、七夕祭りとして地域や商店街の大きなイベントに成長している一方で、意外に街中で見つけ難くなっています。

酔っぱらったお兄ちゃんたちの、かっこうの攻撃目標になってしまうからなのでしょうか。

猫じゃらしに操られる猫みたいに、ぴょんぴょん飛びついているおバカな姿をみたことがあります。

商店街でも「お中元セール」と重なってしまうことが、七夕の行事が薄れる一因なのでしょう。

 

銀座なら華やかな七夕飾りがあるのではと思い、有楽町から日本橋方面を目指して、目抜き通りを歩いてみました。

あらためて気づいたことは、インタナショナルなブランド店が数多く進出しており、「あえて竹飾りは似合わない」ということでした。

 

「老舗デパートはどうかな。」との思いで、銀座三越さんへ。

「七夕を楽しもう!!」 いいですね。期待どおりです。

「7月7日はエンゲージメントデー。」 ふむふむ。

何か、「2月14日」を思い浮かばせるような仕掛け。

エントランスの竹のオブジェは、大きな円を形つくり、素材の柔軟性を際立たせて素敵です。

用意された短冊は、竹のチップで作られた竹紙です。

短冊に願い事を書いて、結びます。

どんな願い事? 秘密です。

洋菓子コーナーで、星がきらめく七夕スイーツをお土産に購入しました。

そして今夜は、七夕に食べると大きな病気にかからないといわれる食べ物で〆ましょう。

平安時代から続く行事、「七夕そうめん」です。

 

 

「夏越の祓(なごしのはらえ)」で、元気に夏を乗り切るぞ。

[小江戸板橋] 2013年6月26日 09:00

最初は、左足からまたいで左回り。

次に右足から右回り。

三周目は左足から左回り。

そして神前へ進みます。

 

神社の参道に、茅(かや)を束にして作った大きな円形の「茅の輪(ちのわ)」が飾られています。

清々しい茅の青さが、いつもとは違う異空間を創り出しています。

立てられた円の中を、八の字にぐるぐるっとくぐる面白さ。

子供たちは、キャッキャッと走りまわります。

「ここは神社だから静かに。」と、ぎゅっと手を握るのですが、私自身がなんとなくウキウキしてしまいます。

 

築地の波除稲荷神社の「茅の輪」は、6月7日から7月6日まで設けられているそうです。

この大きな輪、くぐるとどんな御利益があるのでしょうか。

「水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶというなり」という歌があります。

縁起物の鶴と同じように、千年寿命が延びる。

茅のぐんぐん伸びる生命力が、除災の力として考えられてきたのでしょう。

千日間お参りしたと同じ御利益がある。

そう言われているのなら、やってみましょう。

罪だの穢れだの意識しないままに生活に追われる身ですが、定められたように行うと、何とはなしに「ありがたい」気持ちになってきます。

誰かに守られているという感覚を持つことが、大事なのでしょうか。

 

さて、波除稲荷神社は、夏越し大祭「つきじ獅子祭」がよく知られています。

今年は6月7日から10日にかけて執り行われ、勇壮な「千貫宮神輿の御巡行」が見られたとのことです。

特派員の「下町トム」さんが、子供神輿の様子をブログにアップしてくださいました。

千貫宮神輿は、今どこにあるのかといえば、本殿の左奥にある神輿庫に納まっています。

鳥居をくぐって右側の獅子殿には、高さ2.4メートルの「厄除天井大獅子」が、睨みを利かせています。

どんと座った獅子鼻の、迫力ある姿が見えますよ。

 

夏越の諸行事の納めの神事となるのが、7月の第一土曜日、今年は7月6日の「夏越の大祓式、大祓形代・海上形代流し」。

陰陽師の映画などで見る、形代(かたしろ)の登場です。

何か特別なパワーが生まれてきそうな予感です。

海に流すということは、七夕の行事にもつながっているのでしょう。

 

夏越の祓は、清々しく夏の仕度を整え、お盆にご先祖様の御霊をお迎えするため、心身を清める行事ともいいます。

きちんとお賽銭をあげてお参りしてきましたが、私、きれいになったのでしょうか。

 

   大丈夫!!

 

 

 

 

 

 

 

 

続きを読む: 「夏越の祓(なごしのはらえ)」で、元気に夏を乗り切るぞ。

 

警察博物館 「ピーポくん」はカワイイの?

[小江戸板橋] 2013年5月30日 09:00

ゆるキャラ、不思議キャラ、キモキャラが乱立する、マスコットキャラクターの世界。

警視庁のマスコット「ピーポくん」は、昭和62年(1987年)4月17日に誕生しました。

そのキャリアは、堂々とキャラ界における、重鎮の位置を占めます。

「親しまれ、信頼される警視庁」

ピーポくん」は、人々の「ピープル」と警察の「ポリス」の文字を組み合わせて命名されたのです。

でも、ちょっと見、不可思議な生き物ですよね。

全身黄色で、耳が大きくて、角があって・・。

これって、かわいいのかな。

明確に区分すれば、個人的には「かわいいエリア」に入れたくない気持ちです。

 

中央区京橋3丁目5番1

地下鉄銀座線「京橋駅」1番出口から歩いてすぐ。

警察博物館があります。

その入り口に、大きなピーポくんが立っています。

にこやかに、子供を抱いた夫婦が近づきました。

ピーポくんを見た子供が、突然、泣き出しました。

身をよじって、逃れようとしています。

まるで、「なまはげ」に出会ったかのように、表情が引きつっています。

そうだよね、はじめて見たら、そう反応しますよね。

(結論、ピーポくんは、かわいいキャラではなかった。)

 

子供は、警察官の制服を着せられ、敬礼のポーズを取らされます。

嬉々としてはしゃいでいるのは、カメラを向けている両親だけ。

子供は、・・至極、迷惑そう。

コスプレに目覚めるには、まだ時間が必要だよね。

ほかに白バイ隊員の制服も用意してあるのです。

展示されている、側車付き白バイやヘリコプターに乗ると、やっと子供も笑顔があふれてきました。

 

さて、警察博物館、正式名称が「警視庁広報センター」というように、警視庁の歴史と活動が、多角的な視点から分類され展示されています。

テレビで、映画で見覚えのある品々が、ケースの中に並んでいます。

推理小説マニア・警察小説フリークには、夢中になれる博物館です。

 

実は私、今日訪れた目的は、佐川官兵衛の足跡を追ってのことなのです。

幕末、会津藩士として生を受け、戊申戦争では「鬼の官兵衛」と謳われた剛勇の士。

NHK大河の「八重の桜」では、中村獅童が演じています。

戦後、会津藩は下北半島に斗南藩として移住しますが、廃藩の後、警視庁初代長官の川路利良の求めに応じ、旧藩士300名を伴って警視庁に奉職します。

明治10年(1877年)の西南の役に際し、警察官で組織された一隊を指揮し出陣します。

西郷軍との遭遇戦で銃弾を受け、壮絶な一生を終えるのです。

警察博物館に、彼の足跡はあるのでしょうか。

「西南の役関連資料」に「佐川官兵衛」の名を見出すことができました。

胸を突き上げてくるもので、しばらく動けませんでした。

 

平成23年(2011年)の震災時、私は新卒採用を担当していました。

『すみません。内定を辞退させてください。

 震災を受けて、自分が何をすべきか考えました。

 被災地での警察官、消防士の活動に、胸が熱くなりました。

 自分もそういう仕事をしたいと思いました。』

彼は今、警察官として、第一線で活動しているんだろうな。

活き活きとした表情で。

 

 

 

お金は大事、「貨幣博物館」

[小江戸板橋] 2013年4月19日 09:00

先日、「富士五湖めぐり」をしてきました。

すっきりと晴れた空を背景に、本栖湖の湖面越しに、富士山が見事なバランスで存在していました。

近くの公園に咲いていた桜と合わせると、事あるごとにお目にかかる、千円札の裏面のデザインです。

何とはなしに、得をしたような気分。

 

そんな高揚感を持ちながら、銀行券つながりで、「貨幣博物館」に行ってみました。

ところは、中央区日本橋本石町1-3-1

日本の経済活動の心臓部である、今、がぜん注目の日本銀行本店。その前に位置する博物館です。

辰野金吾博士の設計による「日本銀行本店本館」が、江戸の金座の跡地に建てられていることは、よく知られています。

博物館前の江戸桜通りを通るたびに、入ってみたいと思いながらも、つい機会を逃してきました。

 

警備が厳しそうで、入館手続きも面倒くさそうで、そう思うと入館料無料にも関わらず通り過ぎていました。

でも、実際に入館してみると、展示の面白さに、ついついのめり込んでしまいました。

 

お金を眺めていると、不思議なほどテンションが上がるものなのですね。

「金じゃ、金じゃ、俺の金じゃ」と、悪役が紙幣をまき散らし、お金の海におぼれていくシーンは、どんな時代にも共通して設定できることです。

見ているだけで、悪役の気持ちがのり移り、アドレナリンが噴出するのが分かります。

 

「越後屋、おぬしも悪よのう。」

「いえいえ、お代官様ほどでは・・。」

「うは、うははは・・。」

二人の間に置かれた菓子折りからは、山吹色に小判が光る。

博物館の展示物から、そんなシーンも浮かんできます。

 

とても真面目な展示なのですが、見る方の想像力が勝ちすぎて、ついついあらぬ方向へと走り出してしまいます。

紙幣の偽造防止の技術は、今夜にでも会話のネタに使えそうなものばかりです。

そういえば、こんなにじっくりとお金を観察したことはなかったな。

 

歴史上の人物がその政策を行う過程を、貨幣という視点から解説がなされているため、新しい気づきがあるとともに、分かりやすいのです。

武将たちが、領土を守り、勢力を拡大するために、金・銀・貨幣をいかに有効に集め活用して行ったのか。

鉱山開発の技術とあいまって、戦略の要をなしていたことが分かります。

武将の神がかり的な行動も、確固たる経済力に裏打ちされて、はじめて実施できたのでしょう。

 

それにしても、展示品から歴史の流れを通してみると、要所要所で大量の金・銀が日本から国外に流出したことに気づきます。

それが可能であった日本の金・銀の莫大な産出量を思うと、「黄金の国」ジパングと謳われた輝きを、あらためて知ることができました。

 

貨幣博物館のギフトコーナーで、福沢諭吉の日本銀行券のフェイスタオルを購入しました。

(自動販売機で購入するんです。)

毎朝の洗顔時に、この一万円券を使い尽くしましょう。

 

 

 
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