[下町トム]
2019年2月19日 10:00
海外から日本を訪れる観光客の増加が続いていますね。いわゆるインバウンド需要の増加に応じて、東京ではあちこちでホテルの新設が続いています。
中央区は見どころが多いということもありますし、グルメタウンとしても魅力的なエリアですから、当然ながら、宿泊需要が高まっています。
既存のホテルでは対応しきれないので、区内にも新しいホテルのオープンが広がっています。
築地はもともと卸売市場や場外市場を訪れる外国人観光客が多いことから、いくつものホテルがありましたが、最近まだ新規開設が続いています。それぞれに特徴があって、宿泊客のニーズに応じて選べるのもいいですね。
グループで宿泊できる大きめの部屋や、コネクティングルームを備えるホテルも現れています。多様な宿泊需要に応じるという狙いもあるんでしょうね。
しかし、これらのホテルはけっこう埋まっていることが多いようです。出張で訪れるビジネスマンにとっても便利なロケーションですから頷けます。
東京五輪を控えて、中央区のホテル事情がどうなるか気になります。
[下町トム]
2018年11月27日 10:00
東京オリンピック・パラリンピックがあと1年半後に迫り、だんだんと機運が高まってきましたね。
中央区晴海には選手村が建設中です。基礎工事が終わると建物はどんどん立ち上がっていきます。晴海客船ターミナルに停泊する客船の後ろには大きなクレーンが動き、新しいビルの姿が徐々に見えてきました。これからこの町も大きく変貌していくことでしょう。
ご存じの方も多いと思いますが、かつてこの辺りには「国際見本市会場」があり、多くの企業関係者や見物客でにぎわったものです。時は流れて、新たな国際交流の拠点として晴海は生まれ変わります。
今月、晴海につながる大動脈となる道路・環状2号が暫定開通し、新たな物流や人の流れができました。2020年の五輪の時にはBRT(新交通システム)も開業予定です。その時にこの町がどんな顔を見せてくれるのか楽しみです。
完成まで一刻一刻変わっていくこの町の姿を皆さんも垣間見に来られてはいかがでしょうか。
[下町トム]
2018年10月11日 18:00
秋たけなわとなってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
「芸術の秋」というだけあって、興味深い美術展があちらこちらで催されていますね。別に美術館でなくても、自ら絵を描いてみたり、写真を撮ってみたり、何かしら絵心が刺激される季節なのかもしれません。
国際交流ブースでは、各国の特産品や料理が販売され、交流の輪がひろがりました。また、境内に設けられた長いテントの下では、子どもたちが共同作業で絵を描くという「アートコラボレーション」が催されました。こどもたちの自由で夢のある発想が絵になって、未来への期待が募りました。
このアート企画を指導してくださった松井守男画伯は築地本願寺の風景がとても気にって幾枚もの絵が描かれています。
本願寺本堂の1階、2階では、10月21日(日)まで「松井守男特別展覧会」が催されていますので、本願寺参詣の折や、築地ショッピングの帰り道にでも是非立ち寄って見られることをおすすめします。
この季節、芸術気分をたっぷり味わいましょう。
[下町トム]
2018年9月26日 12:00
いよいよ築地市場(東京中央卸売市場)の豊洲への移転の日が近づいてきました。
近くに住んでいることもあって、この頃時折朝の市場を覗いてみます。いつもながらの喧騒の中に一抹の哀惜を感じるのは私の主観でしょうか。
既にいくつかの関連施設が閉鎖されたほか、日本橋の魚河岸から移ってきた〔水神社〕ももう遷座を終えました。ちょっとずつ消えていくものを眺めるのは寂しいですが、これも歴史の流れの一場面だと思ってしっかり目に焼き付けたいものです。
多くの市場関係者の食欲を満たしてきた〔魚がし横丁〕の飲食店も間もなく店を閉じます。今月いっぱいという店も多いようです。最後の味を求めて連日多くの人が駆けつけて大変なことになっています。
築地に市場があったことを心に刻み、未来への想いに身を託したいと思います。
[下町トム]
2018年8月28日 14:00
中央区の多くの地域で夏祭りが行われ、伝統と交流のページェントが繰り広げれらました。このようなイベントがしっかりと根付いているのもこの地域の魅力の一つだと思います。
8月上旬に佃・月島地区を中心に催された「住吉神社例大祭」では、3年に一度の大イベントを盛り上げようと多くの人が集まりました。平成最後の大祭とあって、いつも以上に気合がこもったお祭りになりました。
お祭りの際の求心力を保つのはやはり御神輿ですね。神社の大神輿だけではなく、各町内の自前の御神輿もこの時は大活躍します。台座には戦前の製作時の寄進者の一覧が彫り込まれていることもあります。お祭りに対する思いのこもった御神輿は地域のシンボルです。
さて、お祭りが終わった後、多くの地域では神輿をメインテナンスにかけます。何といっても、祭礼中は揺られまくったわけですから、軋みや揺るぎがないかチェックし、細かな補修を行うことは次の祭礼に向けた準備でもあります。東京や千葉の神輿専門業者が丁寧に手直ししてくれます。その細やかな作業があるからこそ、祭礼時の華やかな姿が成立します。
今頃、夏祭りを終えた神輿がじっくりと手入れされているのではないかと想像することも風情があると思いませんか。
これを機に御神輿の構造や細かな造作に関心を持っていただけたら、さらにお祭りの興味の幅が広がると思います。
[下町トム]
2018年7月17日 09:00
中央区には各地域でさまざまな行事があります。
多くの神社で催される祭礼や、中央区ならびにその関連団体が催すいろいろなイベントは多くの方に親しまれていることと思います。
一方で、各町内で町会や自治会などが中心となって独自のイベントを催すところがあちらこちらにあります。コミュニティのつながりがなければできないことなので、中央区の地域力の一つの証とも言えるのではないでしょうか。
町会主催の行事でも気軽に参加できるものがほとんどですので、もし気になるイベントがあったり、通りがかりで目に留まったら一度覗いてみてください。
7月15日(日)に京橋築地小学校で築地町自治会主催のローカルイベント「築地よいこのフェスティバル」が開催されました。既に44回を数える毎年恒例の行事です。この日を楽しみに待っている子どもたちも多いと聞いています。参加した子どもたちには漏れなくお土産もプレゼントされます。暑さが募り、食べ物コーナーではかき氷が飛ぶように配られていました。
警察や消防の方々から夏休みを迎える子どもたちへのアドバイスや交通指導が行われたり、自治会役員の皆さんがフードコーナーや縁日コーナーを設けて雰囲気を盛り上げました。子どもたちの歓声が響き渡りました。
猛暑日の炎天下でしたが、多くの皆さんの交流の場としてとても有意義な一日でした。また来年もこの時季に開催予定です。どうぞぜひお越しください。お待ちしています。