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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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最近のブログ記事


アートの秋の本願寺

[下町トム] 2018年10月11日 18:00

秋たけなわとなってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

本願寺_20181007(1)_R.jpg   

 「芸術の秋」というだけあって、興味深い美術展があちらこちらで催されていますね。別に美術館でなくても、自ら絵を描いてみたり、写真を撮ってみたり、何かしら絵心が刺激される季節なのかもしれません。

  

 

 

国際交流ブースでは、各国の特産品や料理が販売され、交流の輪がひろがりました。また、境内に設けられた長いテントの下では、子どもたちが共同作業で絵を描くという「アートコラボレーション」が催されました。こどもたちの自由で夢のある発想が絵になって、未来への期待が募りました。

 

本願寺_20181007(4)_R.jpg 本願寺パンフ002061.jpg

 

このアート企画を指導してくださった松井守男画伯は築地本願寺の風景がとても気にって幾枚もの絵が描かれています。

 

 本願寺パンフ003062 (2).jpg

 

本願寺本堂の1階、2階では、10月21日(日)まで「松井守男特別展覧会」が催されていますので、本願寺参詣の折や、築地ショッピングの帰り道にでも是非立ち寄って見られることをおすすめします。

 

この季節、芸術気分をたっぷり味わいましょう。

 

 

 

 

 

I miss Tsukiji Market!

[下町トム] 2018年9月26日 12:00

いよいよ築地市場(東京中央卸売市場)の豊洲への移転の日が近づいてきました。

近くに住んでいることもあって、この頃時折朝の市場を覗いてみます。いつもながらの喧騒の中に一抹の哀惜を感じるのは私の主観でしょうか。

既にいくつかの関連施設が閉鎖されたほか、日本橋の魚河岸から移ってきた〔水神社〕ももう遷座を終えました。ちょっとずつ消えていくものを眺めるのは寂しいですが、これも歴史の流れの一場面だと思ってしっかり目に焼き付けたいものです。

築地市場まつり_2016(4)_R.jpg

 

多くの市場関係者の食欲を満たしてきた〔魚がし横丁〕の飲食店も間もなく店を閉じます。今月いっぱいという店も多いようです。最後の味を求めて連日多くの人が駆けつけて大変なことになっています。

築地に市場があったことを心に刻み、未来への想いに身を託したいと思います。

 

 

神輿のメインテナンス

[下町トム] 2018年8月28日 14:00

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中央区の多くの地域で夏祭りが行われ、伝統と交流のページェントが繰り広げれらました。このようなイベントがしっかりと根付いているのもこの地域の魅力の一つだと思います。

 

8月上旬に佃・月島地区を中心に催された「住吉神社例大祭」では、3年に一度の大イベントを盛り上げようと多くの人が集まりました。平成最後の大祭とあって、いつも以上に気合がこもったお祭りになりました。

お祭りの際の求心力を保つのはやはり御神輿ですね。神社の大神輿だけではなく、各町内の自前の御神輿もこの時は大活躍します。台座には戦前の製作時の寄進者の一覧が彫り込まれていることもあります。お祭りに対する思いのこもった御神輿は地域のシンボルです。

 

 

さて、お祭りが終わった後、多くの地域では神輿をメインテナンスにかけます。何といっても、祭礼中は揺られまくったわけですから、軋みや揺るぎがないかチェックし、細かな補修を行うことは次の祭礼に向けた準備でもあります。東京や千葉の神輿専門業者が丁寧に手直ししてくれます。その細やかな作業があるからこそ、祭礼時の華やかな姿が成立します。

今頃、夏祭りを終えた神輿がじっくりと手入れされているのではないかと想像することも風情があると思いませんか。

これを機に御神輿の構造や細かな造作に関心を持っていただけたら、さらにお祭りの興味の幅が広がると思います。

IMG_7412_R.jpg 神輿の構造.jpg

 

 

 

町々にユニークなイベント・・・「築地よいこのフェスティバル」

[下町トム] 2018年7月17日 09:00

中央区には各地域でさまざまな行事があります。

IMG_7313_R.jpg多くの神社で催される祭礼や、中央区ならびにその関連団体が催すいろいろなイベントは多くの方に親しまれていることと思います。

一方で、各町内で町会や自治会などが中心となって独自のイベントを催すところがあちらこちらにあります。コミュニティのつながりがなければできないことなので、中央区の地域力の一つの証とも言えるのではないでしょうか。

町会主催の行事でも気軽に参加できるものがほとんどですので、もし気になるイベントがあったり、通りがかりで目に留まったら一度覗いてみてください。

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7月15日(日)に京橋築地小学校で築地町自治会主催のローカルイベント「築地よいこのフェスティバル」が開催されました。既に44回を数える毎年恒例の行事です。この日を楽しみに待っている子どもたちも多いと聞いています。参加した子どもたちには漏れなくお土産もプレゼントされます。暑さが募り、食べ物コーナーではかき氷が飛ぶように配られていました。

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警察や消防の方々から夏休みを迎える子どもたちへのアドバイスや交通指導が行われたり、自治会役員の皆さんがフードコーナーや縁日コーナーを設けて雰囲気を盛り上げました。子どもたちの歓声が響き渡りました。


猛暑日の炎天下でしたが、多くの皆さんの交流の場としてとても有意義な一日でした。また来年もこの時季に開催予定です。どうぞぜひお越しください。お待ちしています。

 

 

 

 

江戸の粋を伝える染め物技術

[下町トム] 2018年5月29日 14:00

中央区にはいくつもの「まちかど展示館」が制定されていますが、その中のひとつ「ゆかた博物館」は人形町駅からもほど近い路地にあります。ある日、事前に電話で予約してからお訪ねしました。

三勝ゆかた_20180518(2)_R.jpg


この施設は、三勝株式会社の社屋の一部を展示館として開放して下さっています。館長の清水敬三郎さんはとても穏やかな語り口で、江戸の染め物の歴史や伝統技術について丁寧に語っていただきました。特別に撮影も許可していただきました。

 

三勝ゆかた_20180518(1)_R.jpg飾られている浴衣生地の中には明治のころの古い技術が生かされた見事な一品もあります。「中型染」という大変手間のかかる技法を確かな腕で残したのは、三勝の専属職人だった清水幸太郎さんです。後に人間国宝となった方ですが、今の館長のお父様です。
 
「三勝」という名前の由来を館長にお尋ねしたところ、創業者の名前が天野半七というところから、浄瑠璃の「三勝半七」にあやかって名付けたということです。この作品は実際に江戸時代の大坂であった心中事件をもとに浄瑠璃作品に仕立てたもので、明治時代のころまでは誰でも知っている人気狂言だったようです。
現代でも文楽でたまに演じられる「艶姿女舞衣」 。酒屋の段で出てくる有名な台詞が あります。「今頃は半七さん どこでどうしてござろうぞ」。
昔から人形浄瑠璃や歌舞伎の街として栄えた人形町界隈で、そんな名前が残っていることも風趣を感じる一日でした。

 

 

 

春うららの「花まつり」

[下町トム] 2018年4月10日 14:00

2018花まつり(2).jpg4月8日はお釈迦様の誕生日。仏教では「灌仏会」(かんぶつえ)と称するお祝いの日です。一般には「花まつり」と呼ばれて親しまれています。ほかには、降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)などとも呼ばれます。


築地本願寺では毎年この日を温かい雰囲気でお祝いしています。今年は当日が日曜日に重なった上に良い天気に恵まれて、多くの方が参詣されました。

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お稚児さんという幼児のいでたちも愛らしかったですし、伝統に沿って仏像に甘茶をかける習いもまた味わい深いものでした。

日本は仏教徒が圧倒的に多い国ですが、昨今はこの伝統行事もあまり意識されなくなってきたように思えます。イエス・キリストの生誕祭はかなり派手に賑わうのに比べて、ちょっと地味に思えてしまいますが、そこがまたお釈迦様の謙譲の美徳なのでしょうか。

これから春爛漫です。生きとし生けるものを尊ぶ心は宗教や文化を超えて普遍的な価値観でしょう。多くの自然の風物の中に感謝の気持ちをはぐくむ季節なのかもしれませんね。

 

 
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