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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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2016新春 江戸火消し 木遣り・纏振り・梯子乗り 妙技披露

[サム] 2016年1月12日 12:00

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R0036741RSG.jpg1月4日、日本橋高島屋・日本橋三越本店にて、新春恒例の風物詩、江戸消防記念会第一区による、「江戸火消し 木遣り・纏振り・梯子乗り」の妙技が披露されました。

日本橋高島屋 1階正面ホール・正面入口前:10:00 12:00

日本橋三越本店 本館1階中央ホール:11:20

今から凡そ300年前の享保4年(1719)徳川幕府8代将軍吉宗の時代、時の町奉行大岡越前守忠相の唱道で「いろは四十八組」の町火消が結成されたのが消防組織の始まりとされています。明治に入り「消防組」として引き継がれ、その後、戦時下警護団に統合され、「消防組」は廃止。

江戸消防記念会は町火消・消防組の後裔として昭和14年に結成され、昭和29年に公益法人となり、江戸火消しの伝統と火消し文化の保存・継承を目的とし、今日も活動を続けています。

第一区は中央区全部と千代田区の一部を担当。

二番組(い組)から十番組(千組)までが中央区に帰属。

「木遣り」は、元来は複数の人員で火消しをする際に力をひとつにまとめるための掛け声や合図として唄われたもの。現代では作業唄から離れて儀式化し、また一部俗謡化するなど聴かせるためのものに変貌。東京都指定無形文化財に認定されています。

「纏振り」の纏は旗印の一種。組により様々な意匠が凝らされています。

現場で纏持ちは火事場の風下の屋根に上り、纏を振り立てて消火活動の目印とすると共に、仲間の士気を鼓舞したとされます。

「梯子乗り」は、梯子が、火災現場確認の為の櫓の役目、人命救助の器材の役目も担う事もあり、町火消の中心となった鳶職が、高所での機敏さと勇敢さの鍛錬のため、取り入れたと云われています。

江戸の粋を彷彿とさせる一コマです。

 

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頂上技の数々。 左から「遠見」「腹亀」「背亀」「肝潰し」

 

 

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「いきものたち」展〔LIXILギャラリー2〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年1月11日 16:00

京橋3丁目のLIXILギャラリー2で、『「クリエイションの未来展」 第6回 宮田亮平監修 「いきものたち」展 Living Things』が開催されています。

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期間は、昨年の12月5日)から2月23日)までなのですが、「第1期 金属」と「第2期 木彫」に分かれていて、「第一期」は、1月12日)まで、「第2期」は、1月15日)からになります。

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ですから、私が見たのは、「第1期」の金属です。

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LIXILのHPでの説明文】

第一期(金属)では、本展の監修者であり佐渡島伝承の金属工芸技法を現代に生かし、イルカをテーマにした「シュプリンゲン」シリーズの宮田亮平氏と、様々なキャラクターの物語を金属素材の放つ生命感をもちいて現代的な作品を制作する丸山智巳氏、さらに昆虫という小さな生命とその環境を、鐵という重く硬い素材を軽やかに鍛金技法で制作する相原健作氏の作品を展示します。

つづく第二期(木彫)では、馬や羽などをモチーフに静謐で思索的な世界をつくる深井隆氏と、玉眼をもつ猫や狐、幻獣をしなやかでミステリアスに表現する土屋仁応氏、毛並が波型に隆起した写実的な表現で躍動感あふれる狼などを制作する中里勇太氏の作品を展示します。

現代立体造形のトップランナーの研ぎ澄まされた感覚と、彼らの卓越した技術によって現出する「いきものたち」の命の輝きは観る者を捉えて離さないでしょう。

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私の感想としては、作者によって、あるいは作品によって、同じ金属といっても本当にいろいろな使い方があるんだなあと感心しました

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作品表面の質感や重量感を表現するのに、金属という素材が本当にうまく生かされていました

会場は、写真撮影が可能です。

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LIXIL文化活動のHPはこちら ⇒

http://www1.lixil.co.jp/culture/

 

 

 

ポルトガルのタイル展〔LIXILギャラリー1〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年1月10日 12:00

京橋3丁目、警察博物館の隣、東京スクエアガーデンの向かい側にある東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA2階LIXILギャラリー1があります。

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LIXILが行っているギャラリー活動の中で、「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」として、現在、「マカオのアズレージョ -ポルトガル生まれのタイルと石畳-」が開催されています

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開催期間は、2月20日)までで、水曜日は休館です。入場無料です

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「世界のタイル博物館」コレクションより、17~19世紀にポルトガルで制作されたアズレージョの実物7組が展示されています。

伝統的な青色の絵付けタイルだけでなく、多彩色のタイルの色合いや、模様の美しさなどが間近で見れます。

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ポルトガル植民地のマカオは、中国の特別行政区で、世界遺産の街として知られ、2049年の中国への完全返還を前に、大航海時代に遡るポルトガル由来の文化を、古き良き中国の街並みと共に再生する街づくりが進んでいます。

その象徴的な存在が、ポルトガルからもたらされた「アズレージョ」というタイルと、「カルサーダス」という石畳です

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アズレージョとは、ポルトガルで16世紀頃から作られている装飾タイルで、白地に青色単彩のほか多彩色で装飾文様や具象的な図柄が描かれています

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会場では、鮮やかなアズレージョの数々を写真で見ることができます

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LIXILのHPはこちら ⇒

http://www.lixil.co.jp/corporate/csr/culture/

 

 

 

東京マラソンコースを楽しく歩きませんか?名所旧跡、美味しい店でのお買い物タイム有り

[銀造] 2016年1月10日 09:00

  今年は東京マラソンが2007年に始まって10年目の記念すべき年で、2月28日(日)に開催されます。

私も開催年から毎年このコースの名所旧跡や美味しいお店などを巡り、楽しく歩いています。

この楽しい無料ガイドをご紹介します。NPO法人東京シテイガイドクラブ(略称、TCGC)が毎年行っているツアーです。

 

中央区内では、人形町で人形焼や甘酒を買ったり、月島でもんじゃを昼食に楽しむ(これは、各自個人負担です)、有名店のお総菜などをお買い求めできるお買い物タイムも配慮されています。

実施日及びコース

①  1月30日(土)

    集合場所・時間:東京都庁第一本庁舎 1 階 東京観光情報センター  12:50、出発13:00

     コ-ス:東京都庁―新宿大ガード下―花園神社―正受院―市谷八幡宮―飯田橋駅前 

②  2月6日(土)

     集合場所・時間:JR飯田橋駅西口改札口 12:50、出発13:00

     コ-ス:飯田橋駅前―東京大神宮―昭和館―皇居東御苑―皇居外苑―日比谷公園

③  2月13日(土)

     集合場所・時間:日比谷公園日比谷花壇前 12:50、出発13:00

     コ-ス:日比谷公園―増上寺―泉岳寺―その他名所旧跡―品川駅前

④  2月20日(土)

     集合場所・時間:銀座4丁目銀座三越ライオン像前 12:50、出発13:00

     コ-ス:銀座の碑―銀座・京橋の名所旧跡―コレド―水天宮―浅草橋―浅草 

⑤  2月27日(土)

     集合場所・時間:銀座4丁目銀座三越ライオン像前 9:50、出発10:00

    コ-ス:銀座―築地―佃―月島(昼食、個人負担) 

⑥  2月27日(土)

     集合場所・時間:有楽町線「月島」7番出口 12:50、出発13:00

  (月島西仲通り商店街 月島もんじゃ新興会事務所前広場)

    コ-ス:月島―豊洲―東京ビッグサイト 

※集合場所など詳細は、下記までお問合せください。

    申し込み先・問合せ先:NPO東京シティガイドクラブ事務局

    TEL・Fax:03-6912-1518  

    Mail アドレス:tcgcoffice@yahoo.co.jp 

    URL:http://tcgc.5.pro.tok2.com/

詳しくは、こちらのHPでご覧下さい。http://tcgc.5.pro.tok2.com/

 

 

" 久々に、日本橋COREDO室町で、映画を "

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年1月 8日 18:00

COREDO室町2の3階"TOHOシネマ"で、「杉原千畝 SUGIHARA CHIUNE」を観てきました。

 
午前/お昼の部だけだったので、お昼を食べる前に、戦前の70年以上前の出来事に向き合ってきました。
激動の第二次世界大戦下、日本政府に背き、リトアニアで命のヴィザを発行し、6000人ものユダヤ難民を救った
人(外交官)の実話です。
http://www.sugihara-chiune.jp/

 

日本橋に、このような映画館があること自体、2020年オリンピックが開催される東京にとって、
新しい可能性を感じます。日本橋観光で疲れた身体を休める席としても、音響もなかなかよいのです。

あと、12月下旬のとある日、三越前駅地下街の一角で、pepperやUNI-CUBなどロボットを実際に見る機会
がありました、人工知能を持つアンドロイドとともに、社会に少しづつ役立ってくれる時代も、
もう目の前のような気がします。来年以降、日本橋にも登場する日がやってくるような気もします。
2015年、2016年に感謝。

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131年の歴史を紡ぐ、明治屋京橋ストアー

[ミル] 2016年1月 8日 14:00

昨年9月に新装オープンした、明治屋京橋ストアー。

1933(昭和8)年建設のイタリア・ルネッサンス様式の明治屋ビルは、中央区指定有形文化財に登録されています。
近代的なビルが立ち並ぶ中、優美な姿がひときわ印象的です。

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明治屋創業130年に当たる昨年の新装オープン時には、明治屋の歴史がウィンドウに展示されていました。
創業者の磯野計は、イギリスで商業を学んだ経験を活かし、1885(明治18)年、横浜で明治屋を創業。
「いつも いちばん いいものを」
をモットーに、日本の食文化向上のために様々な分野に取り組まれてきた歴史が、展示からも伝わってきました。

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・日本で初めて瓶ビールの全国販売を行い、キリンビールの基礎を築く
・日本で初めて防腐剤を添加しない瓶入り日本酒(月桂冠)を販売し、日本酒の新たな流通形態を構築
・明治時代、まだ日本に馴染みの薄かった発酵バターである小岩井バターの一手販売開始
日本の食料品の流通の黎明期、明治屋はとても大きな役割を果たしていたのですね。


新しくなった店内は、棚を低く、通路を広くして、店内を見渡しやすくしているのだそう。

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昔懐かしい写真があちこちに展示され、明治屋ならではの長い歴史を感じます。

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長い歴史と言えば、この天然石を使用した床は、改装前の店舗から変わっていないのだそうです。

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もう同じものが作れないという貴重な床には、なんと!化石も見つけることができます。
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商品にも、懐かしさを感じさせるレトロなものがたくさん。


この京橋カレーは、明治屋ストアーの限定品だそうです!
中央区ならではの商品、おみやげなどにもいいですね^^

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缶に入って、包装紙で丁寧に包まれた、復刻版のMYジャム。
今も親しまれている明治屋のMYジャムは、長野県北佐久郡でイチゴジャムの缶詰づくりを手がけていた塩川伊一郎氏の指導により、明治44年に発売されたもの。
イチゴとザラメ糖のみを釜で炊き上げて作った当時の製法にできるだけ近づけてあり、こってりとした舌触り。
100年以上前のハイカラな人々が楽しんだ、どこか懐かしいジャムの味を、私たちも味わうことができます。
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今年は創業131周年を迎え、さらに輝きを増す明治屋京橋ストアー。
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店内では様々な催事も行われていますので、ぜひ情報をチェックしてお出かけくださいね。