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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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聖路加健康ナビスポット るかなびミニ講座 今日は英語のお勉強

[銀造] 2016年11月26日 12:00

 聖路加国際大学で英語を教えている、Huffman, Jeffrey さんによる、『「グローバルな自分」を育てよう』というセミナ-に、11月17日に参加しました。


 なぜ、英語を学ぶの という題で、英語を学ぶ動機、理由、効能などを教えて頂きました。私たちが、何故英語を学ぶのかには、

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1)コミュニケーション、2)情報・知識の習得、3)文化的能力・感受性を高める為、4)仕事・キャリアアップの為

5)趣味の為、6)Identity、7)Relationships、8)Contribution to Society、9)Cognitive Function、10)Sence of Accomplishment 等、様々であることを教えて頂きました。

9)Cognitive Functionの説明では、

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「脳のアンチ・エイジング」、「総合的に認知能力を上げる」、「知能・記憶力・集中力を上げる」「認知症・アルツハイマー病のリスクを下げる」、「言語を変えたりすることで、脳のトレーニング」、「脳の部分と部分の間の神経経路が増える」こと等に有効ということを教わりました。 良いことばかりですね

是非とも、英語をブラッシュアップして、来街者をおもてなししたいですね。

大変為になる講義でした。
有難うございました。

 

 

国際交流のつどい2016 Int'l Exchange Party by CCIEA

[銀造] 2016年11月26日 12:00

 今年も中央区文化・国際交流振興協会による「国際交流のつどい」が、11月19日(土)築地教育会館で開催されました。

 先ずは、1階で受付を済ませ、4Fの料理教室へ向かいました。

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 スペインオムレツ、炊き込みご飯、かつお出汁のお澄まし、

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食後のスリランカ・ミルク・ティーは大変美味しく頂きました。 外国からの方々も笑顔がこぼれていました。

 2階では、フラダンス、

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昨年に引き続き、「石井智子フラメンコスタジオ」の方々によるフラメンコ・ショー。

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そして、私達初心者向けに初歩のフラメンコを教えて頂きました。Ole'

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今年の「まるごとミュージアム」にも参加されて、一般の方々へフラメンコの素晴らしさをお伝えしています。 偉い 同スタジオには、70歳、80歳の方々もレッスンに通っているとの事。あなたも如何ですか? 私も挑戦しようかな。 同スタジオのHPは、こちらです。 http://www.tomokoishii.com/

 そして、中央区の方々による盆踊り。「これが、お江戸の盆ダンス」などの曲に合わせて、皆さん楽しそうに踊っていらっしゃいました。

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同じ2階には、姉妹都市オーストラリアの紹介コーナーがあり、皆さん興味深く学んでおられました。

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また、お子さん方が楽しめる日本の遊びのコーナーがあり、福笑い、輪投げ、だるま落とし、お手玉などにに興じて、笑い声が響いていました。

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 3Fでは、外国人向けの着付け教室、生け花体験、

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呈茶・茶道体験、墨絵、折り紙、風呂敷の教室が開講されていました。

1階では、和太鼓演奏が行われ、演者には外国からの方も横笛を演奏し、演奏曲目を英語による説明もなさっていました。 

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深い国際交流が行われていることを実感しました。

4階での防災コーナーでは、災害にあった時の非常食試食コーナー、避難場所についての地図などが配備されていて、中央区在住の外国人の方々にも喜ばれていました。

 毎年開催されている中央区文化・国際交流振興協会の皆様に深く感謝するとともに、敬意を表します。 有難うございました。

 

 

文学で楽しむ中央区(その5)~御宿かわせみ~

[之乎者也] 2016年11月22日 18:00

天気の良い日曜日、隅田川テラスを散歩していくと日本橋川に架かる豊海橋に着きます。

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豊海橋はそのデザインと風景の美しさからドラマや映画の撮影によく使われる場所ですが、平岩弓枝さんの小説「御宿かわせみ」では、日本橋川が大川(隅田川)に流れ込む豊海橋のあたりにある、大川端(おおかわばた)の旅籠「かわせみ」を舞台にお話が進められます。なお、江戸時代には永代橋は現在よりもやや上流、日本橋川の北側に架かっていたようで、「かわせみ」の場所もちょうど現在の永代通りの真上あたりの場所(地図上の星印のあたり)にあったのではないかと思われます。

               

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「三日ばかり鋭い寒気が襲ったかと思うと、不意に大川の水もぬるむような日もある初春であった。。。≪中略≫。。。南町奉行所の吟味方与力をつとめている兄の屋敷は、とっくに門のしまっている時刻であった。屋敷を出る時から、心のどこかで、今夜は大川端町のるいの許へ行くつもりがある。神林東吾は仲間と別れると、自然、酔った足をそっちへむけていた。豊海橋の袂から少しはずれて『御宿、かわせみ』と小さな行燈が夜霧の中に浮かんで見える。星も月もみえない、しっとりとした晩である。」 

「御宿かわせみ」第一話「初春の客」はこのように始まります。南町奉行所の筆頭与力の弟で剣の腕前から講武所の教授方をつとめる主人公の神林東吾と大川端の旅籠「かわせみ」の主人で、東吾の幼馴染・恋人の庄司るいを中心にドラマは展開します。Ardea2.jpg

「かわせみ」シリーズは、1973年の「小説サンデー毎日」への連載以来、2016年1月の最新作「お伊勢参り」まで295話(文庫で40冊:文春文庫から発売)となっています。「かわせみ」では、江戸の下町を主な舞台として庶民の日常におこるちょっとした事件がショートストーリーで語られており、その魅力は、読者が作中人物と同じ目線で一緒に江戸時代の日本橋、八丁堀、薬研堀、新川、鉄砲洲などの街にタイムスリップできることでしょう。 

Ardea4.jpg(写真は「江戸ホテル(築地ホテル館)」:*パブリックドメイン)

小説は、19世紀半ばの江戸時代から明治へと続きますが、主人公も当初の20代半ばから50代半ばとなり、娘の代に世代交代してお話が続けられます。明治編の「新・御宿かわせみ」では舞台として築地居留地が登場するようになり、A六番女学校(女子学院の前身)、江戸ホテル(築地ホテル館:銀座大火で焼失)、イギリス人のバーンズ医師や入船に店を構える清国人の仕立屋の陳鳳など国際色も豊かになっていきます。

                                      

昼間の街歩きに疲れたら、秋の夜長「かわせみ」シリーズを読みながらを中央区の江戸時代から明治期までの歴史を楽しんでみるのは如何でしょうか。

 

 

新川公園の桜紅葉(さくらもみじ)

[之乎者也] 2016年11月21日 16:00

普段の週末であれば朝早くから区外に出かけることも多いのですが、今日は特に予定も無く天気も良いので久しぶりに区内をぶらぶら歩いてみることにしました。住友ツインビル前バス停から隅田川のスーパー堤防への坂道を上って中央大橋の西詰から永代橋に向かって歩くと新川公園に入ります。普段であれば会社に行く時刻ですが、今日は日曜日ということもありジョギングをする人や犬を散歩させる人がたまに通るくらいです。SKMJ1.jpg

新川公園といえば桜の名所。毎年3月末から4月初旬にかけてソメイヨシノが綺麗な花を楽しませてくれます(14年4月7日付ブログ記事「新川公園から中央大橋、佃公園へのお花見散歩」/archive/2014/04/post-1956.html)が、意外や意外、桜の紅葉(もみじ)というのもなかなかなものです。真っ赤に色づいた桜の木と空/隅田川の鮮やかな青色のコントラストが見事です。

 

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もちろん新川公園は並木道になっていますので、春の桜の花同様のんびりと上を眺めながらの花見ならぬ桜もみじを見ながらのお散歩が楽しめます。遠めに桜もみじ全体を見るのも綺麗ですが、真紅に染まった葉っぱの一枚一枚も凛(りん)とした美しさを感じさせます。

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桜の花は散るから美しいともいわれますが、桜もみじも青空の中、美しい紅色で我々の目を楽しませてくれたあとは、はらはらと散っていきます。今が見頃の新川公園の桜もみじ、天気の良い日に見に行かれることをお勧めします。

 

【新川公園】

所在地:〒104‐0033 中央区新川1-31~32

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モミジバフウの "七色の紅葉"

[サム] 2016年11月19日 12:00

DSC02883LSR.jpg 11月も中旬に入り、日に日に朝夕は冷え込みを覚える候、次第に樹々も色づき、見頃を迎えています。

今回取り上げたのは、区内で、明石町緑道、人形町通り(人形町交差点北側)とともに、モビジバフウ(別名アメリカフウ)が植栽されている、日本橋箱崎町のIBM箱崎ビル前の通り。

モミジバフウは、葉の形はモミジに似ていますが、北米・中南米原産とされるマンサク科フウ属の落葉高木。

DSC02960RRS (2).jpg樹皮は褐色を帯び、浅く縦裂。花期は4月頃。

端正な樹形で、緑~黄緑~黄~橙~赤と、多彩に紅葉することから、"七色の紅葉" とも譬えられます。

木々により色づきがひとつひとつ違い、1本の木のなかでも紅葉の度合に差があり、錦の織物のように、秋の装いを演出。

様々な色合いの変化をみせて、競い合うように陽光に輝き、彩りを添えています。

落葉後も枝に残る、長い柄ののついた「いが」様の果実も、ユニークです。

 

 

"スーパー十六夜" 2016

[サム] 2016年11月16日 12:00

DSC02957ELS.jpg 1948年以来68年ぶりの大きさということで話題の11月14日夜の "スーパームーン"。

地球の周りを楕円軌道で回っている月が、地球に最接近する日と満月が重なり、地球から見た月が通常より大きく見える現象。

国立天文台によれば、地球と月の距離は平均約384,400kmですが、14日夜には、約356,500kmまで近づき、今年最も小さく見えた4月22日の満月に比べて直径は1.14倍、面積は3割ほど大きく見えるとされます。

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接近時の距離は、太陽の重力の影響で毎年変わるとのことですが、ここまで近づく次の機会は2034年と聞きます。

当日は生憎の天候でしたが、14日の前後でも十分見た目の大きな月が、ライトアップされた豊海橋越しに望めました。

今宵11月15日は十六夜、満月ではありませんがその差は僅か。

雲が多くすぐ霞んでしまいますが、時折明るく輝く "スーパー十六夜" を楽しむことが出来ました。