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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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最近のブログ記事

芳醇 皇室御用達の珈琲

[あすなろ] 2017年5月 3日 14:00

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昭和12年創業の老舗コーヒー店です。

 

陸軍用の御用品としてコーヒーを納めていた経緯から
宮内庁御用達となりました。

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淹れ立てのコーヒーがいただけます。
皇室に納めているコーヒーに最も近いのは
『ロイヤルブレンド』。

少し優雅な気分でコーヒーを愉しみました。

 

◆珠屋小林商店直営 ニコスコーヒーショップ
 東京都中央区京橋1-14-10 ニコスコーヒービル1F

 

 

青紅葉(あおもみじ)

[サム] 2017年5月 3日 12:00

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R0028678LRSG.jpg 風薫る5月。いよいよ新緑が目に眩しい季節です。

浜離宮恩賜庭園では、日に日に強さを増す陽射しの下、微妙に色合いを異にし、萌える若葉が織りなす緑のグラデーションの彩りに目を奪われます。

中でも、園内に約25本あると聞く 「イロハモミジ」(別名イロハカエデ)の芽吹いたばかりの清々しい若葉 "青紅葉(あおもみじ)" の美しさは格別です。

太陽の光を透かして見ると、淡い緑の色相が重なり合い、より一層繊細な美しさが強調されます。

中島の御茶屋、松の御茶屋、燕の御茶屋を背景に、"青紅葉" が映える様は当園ならではの情景。

日増しに、爽やかな薄緑色の色味が少しずつ濃くなっていきます。

緑は生命力を感じさせてくれる色であり、自然の懐に抱かれたようで、見る者の心を癒してくれます。

 

 

越後屋にきぬさく音や衣替

[GPP] 2017年5月 3日 09:00

 「俳句」をテーマに、江戸時代に人気を博した俳人、榎本其角(後に宝井其角)、および、其角にちなんだスポットを紹介します。其角が詠んだ句、其角が過ごした時代・街を身近に感じていただきたけましたら幸いです。

 

 また、「俳句をユネスコ無形文化遺産にするため、推進協議会が発足した」というニュースを、先日(2017/4/24)耳にしました。認定されれば、俳句が一層注目を浴びることになりそうです。

 


1. 俳人 其角(きかく)


 

 中央区日本橋茅場町に、其角住居跡の碑があります。

20170429_其角住居跡.JPG 碑・其角住居跡 (中央区茅場町)

  

 俳諧を文芸の域にまで確立したのが、江戸時代の俳人「松尾芭蕉」です。その芭蕉の門弟で、蕉門十哲(しょうもんじってつ)に数えられているのが、「其角」です。

 静けさを詠んだ芭蕉に対し、其角は江戸を題材に、多くの洒落た句を詠みました。芭蕉の没後、其角は「江戸座」を起こし、江戸っ子気質を反映した粋な句風で一層人気を集めました。

20170429_芭蕉翁像_史跡展望庭園.JPG 芭蕉翁像・史跡展望庭園  (江東区常盤)

 

 では、其角の句を見てみましょう。以下、どちらも江戸を詠んだ句です。(句の意味やゆかりの場所は、次のページ(続き)をお読みください。)

 越後屋にきぬさく音や衣替

 鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春

20170429_熈代勝覧_越後屋呉服店.JPG 熈代勝覧 (越後屋呉服店)

 

続きを読む: 越後屋にきぬさく音や衣替

 

かつての外濠の状況がわかります~

[CAM] 2017年5月 2日 18:00

http://www.gsi.go.jp/MAP/HISTORY/johoservice20170428.html


 国土地理院が、「戦前の東京23区が見渡せる空中写真を地理院地図上で初公開」

 かつての外濠や渋谷川の状況がわかります。

 
発表日時:2017年4月28日(金) 14時00分

平成29年4月28日(金)から、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」上で、東京23区の1936年(昭和11年)頃の戦前の空中写真が、現在の地図や各年代の空中写真などとも重ねて見られるようになりました。
 
国土地理院は、4月28日(金)にこれまで国土地理院の「地理空間情報ライブラリー」のサイトで1枚単位で公開していた東京23区内(世田谷区の一部を除く)の519枚の空中写真を、現在の地図と位置がずれないようつなぎあわせ地理院地図から公開しました。今回公開する空中写真は、国土地理院が保有し、撮影時期が判明している空中写真の中では一番古い年代のものです。
我が国のウェブ地図で、これだけの広さの戦前の空中写真をご覧いただけるのは初めてのことであり、今後、昔の土地の調査、学校教育等の場面での利用が期待されます。
なお、一部について空中写真が白や黒で塗られ、状況がわからない部分がありますが、これは戦前に撮影された元の空中写真に由来するものです。

 

 

◆郷土天文館 新規登録文化財~住吉神社再建と長谷川時雨の資料~企画展開催中!

[巻渕彰/写楽さい] 2017年5月 2日 16:00

中央区立郷土天文館(タイムドーム明石)で、企画展「共に見よう・共に知ろう~私たちの宝物~ 新規登録区民文化財展2017」が4月29日(祝・土)からはじまった。2017年に新しく区民文化財に登録された、「住吉御社再建仕法書(版木)」と「長谷川時雨関連資料」の2件が展示されている。会期は6月25日(日)まで、月曜休館、入場無料。中央区HP「区のお知らせ中央」 こちら>>

   

0913_673_170429kikakuten.jpgひとつ目の文化財は、「佃島住吉御社再建仕法書(しほうがき)」版木。天保6年(1835)に彫られた3枚の版木で、火災で焼失した住吉神社再建のための奉納金を募る文書の原板である。住吉神社はこの時期、文政12年(1829)と天保5年(1834)の二度、大火に遭っている。自力再建が難しくなり、十組問屋の白木屋らが世話人となって問屋仲間が支援に乗り出した。版木には「5年間にわたって持株に応じて日掛銭を集める」と記されているという。

   

2つ目の文化財は「長谷川時雨関連資料」で、女流作家・長谷川時雨の著作書籍・雑誌、原稿、写真など一連の資料が対象である。時雨は明治12年(1879)、日本橋通油町(現日本橋大伝馬町三丁目)で生まれた。明治38年(1905)、脚本『海潮音』が坪内逍遥の選で特選になって脚光を浴びた以後、女性初の歌舞伎脚本家として地位を築いた。主宰した雑誌『女人芸術』からは林芙美子『放浪記』が誕生している。『旧聞日本橋』は生まれ育った日本橋界隈の人々の暮らしを生き生きと描き出した随筆の傑作として、今に伝えられている。

   

今回の企画展は、ことし新たに登録された区民文化財に焦点を当てた、これまでにない展覧会で、中央区固有の身近で、貴重な文化財に触れられる機会となっている。@巻渕彰

 

 

鯉のぼり

[サム] 2017年5月 2日 14:00

DSC00028ELS'.jpg 

DSC00020RSG.jpg 郊外の五月晴れの広い空を雄大に泳ぐ鯉のぼりは勿論魅力的ですが、都心の空地にたなびく鯉のぼりもまた一味違った味わいです。

端午の節句は、古来男の子の成長を祝う伝統の行事。

中国に、「黄河の上流にある "龍門" という滝を昇りきった鯉は、龍になり、天に昇ることができる」との伝説があり、龍は皇帝のシンボル、"鯉の滝登り" は立身出世の象徴と伝わります。

江戸時代、武具を奥座敷に、幟旗を戸外に飾り立てた武家に対し、江戸庶民は、上記の由来にも鑑み、鯉を幟(吹き流し)に見立て、「腹・胸に一物もない」鯉のぼりを打ち立てたとされます。

佃公園の吹き抜けの "いけす" を泳ぐ鯉のぼり。

中央区内にあっても人口増加が著しい月島地区(佃・月島・勝どき・晴海)。

4月29日(土)は、GW初日ということもあり、公園内は、いつにも増して親子連れで賑わい、歓声が響き渡っています。