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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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お江戸日本橋で奈良を知る 後編  ~奈良まほろば館~

[rosemary sea] 2018年11月 5日 12:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』のスーパーバイザーとして取材します、rosemary sea です。

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ここ日本橋で9年。

奈良県のアンテナショップ、奈良まほろば館さんは、奈良の特産品販売、観光情報ご案内、各種文化講座開催をされております。

前々回、前回のご紹介はこちらです。

⇒ /archive/2018/10/post-5718.html

⇒ /archive/2018/11/post-5721.html

 

奈良県東京事務所 茅野優美子(ちの ゆみこ)さんにお世話になりました。

それではお品のご紹介です。『』の言葉は茅野さんのご説明です。

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お寺の販売品コーナー

『お香でしたり御朱印帳でしたり、普段奈良のお寺でしか買えないものも、当店では販売しております。

これも、奈良まほろば館の特徴の一つですね。』

 

IMG_20180926_124012 (2)a.jpg金峯山寺(きんぷせんじ) かえる鈴

金峯山寺は吉野郡吉野町の吉野山にあります。

開基は役小角(えんのおづの/おづぬ)と云われています。

役小角は飛鳥時代の呪術者であり修験道の開祖、歴史で学んだ憶えがあります。

金峯山寺では毎年7月7日、蓮華会(れんげえ)蛙飛び行事が行われています。

蔵王権現をあなどった、ある行者が突然大鷲にさらわれ、金峯山の奥地に置き去りにされました。

そこで金峯山寺の高僧は行者を蛙の姿に変えて救出した、という云われがあります。

その蛙の姿をかたどったのが、かえる鈴です。

因みに金峯山寺はユネスコ世界文化遺産〈紀伊山地の霊場と参詣道〉のひとつに登録されています。

『とてもかわいいです。』

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白雪(しらゆき)ふきん 友禅はんかち

奈良は古来より薄織物の産地。

昭和40年代より、蚊帳生地を改良した「ふきん」の製造が始まりました。

従来のふきんにはない吸水性、素早い汚れ落ち、さらりとした使用感を極めました。

雪のようにいつまでも新鮮な白さを保つ・・・「白雪」とネーミングされました。

奈良・東大寺で毎年8月7日に行われる大仏さまのお身拭いにも献納されています。

見本に触れるようになっております。ぜひ質感の体験をどうぞ。

なお、友禅のハンカチもございます。

『蚊帳生地を作る時の織り方で作られたふきんです。

柄も豊富で、吸水性もいいですし、使えば使うほどやわらかくなってくるんです。

何枚もお買い求めになるお客様も多いですね。

人にプレゼントしたり、ご自宅でいろいろな用途に使えて便利です。』

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筆のコーナー

『筆も墨も、奈良を代表する伝統工芸品です。』

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カラー筆

『奈良筆の技術を応用した、カラフルな色を楽しめる筆になります。』

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シールスケッチブックマスキングテープなど

『鹿をモチーフにしたおみくじ、クリップ、マスキングテープ、シールです。

こちらも非常に人気です。』

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メモ箋NARAシールNARAロールふせんポチ袋など

とてもかわいいグッズがいっぱいあります。

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高山茶筅(ちゃせん)

茶筅とはご存知のとおり、茶道で茶を点てる際に使われる竹製の茶道具。

高山茶筅は生駒市高山町で作られている茶筅です。

室町時代から現在のかたちが作られ、茶道の隆盛とともに茶筅作りが盛んとなりました。

伝承され、現在も手作業で作られており、国内生産シェア9割以上という有名銘柄となっております。

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赤膚焼(あかはだやき)

銘々皿や茶碗、箸置きなど。

『赤膚山という場所で作られています。

かわいい素朴な絵、"奈良絵"と言いますが、そういった絵を施したものもございます。』

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観光案内コーナー

古都・奈良への観光案内のカウンターがあります。

『観光案内を専門とするスタッフ"観光コンシェルジュ"がいます。

こちらのカウンターでは旬の観光情報や、アクセス方法をご案内しています。

奈良へのご旅行前に、ぜひお立ち寄りください。』

 

・・・日本橋界隈の常設アンテナショップ、9店舗全て記事を書かせていただきました。

掲載順で申し上げますと、日本橋とやま館さん、日本橋長崎館さん、にほんばし島根館さん、ここ滋賀さん、おいでませ山口館さん、富士の国やまなし館さん、三重テラスさん、日本橋ふくしま館MIDETTEさん、そして今回の奈良まほろば館さん、それから日本橋のアンテナショップ群ご紹介以前からお伺いさせていただいております、八重洲地下街の北海道フーディストさん、皆さん本当に大変お世話になりました。

そして今後ともよろしくお願いいたします。

 

奈良まほろば館

日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル1階・2階

東京メトロ 銀座線・半蔵門線 三越前駅 A1出口すぐ

03-3516-3933

営業時間 10:30~19:00

休館日 12月31日~1月3日

奈良まほろば館さんのホームページはこちら

⇒ https://www.mahoroba-kan.jp/

 

 

明石町水辺ライン周遊

[サム] 2018年11月 5日 09:00

DSC07640ELS'.jpgDSC07641RS'G.jpg 秋の一日、無料運行のバスや船で区内を巡りながら、文化資源と各所で行なわれる多彩なイベントを楽しめる「中央区まるごとミュージアム」。

11回目を迎える今年は、新たに8つの事業が加わり、合計44のプログラムが企画されています。

なかでもリバーガイドの案内で、中央区の豊かな水辺や船上からの街並みを楽しめる「船運航」は人気のひとつ。

「日本橋周遊」「明石町水辺ライン周遊」「浜町~晴海」「日本橋~晴海」の4コースが組まれています。

「明石町水辺ライン周遊ルート」は、明石町防災船着場発着で、勝鬨橋~築地大橋~豊洲大橋~晴海大橋~晴海橋梁~春海橋~相生橋~中央大橋~佃大橋を経由する約30分のクルージング。

当日の都心の最高気温は16.4℃と、やや肌寒い天候ながら、晴海の東京2020大会選手村工事進捗状況、豊洲市場等々、普段とは違う目線で街並みの変貌の様子を楽しめます。

 

 

まちなかアート発掘ツアー〜中央区まるごとミュージアム〜

[東京ダンボ] 2018年11月 5日 09:00

11月4日は中央区まるごとミュージアムです。

多くのイベントがある中、東京ダンボは今年は「まちなかアート発掘ツアー」に参加してきました。

 

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 今回の募集では、「中央区には、たくさんの屋外アートがあります。それらは、誰によって、どんな目的で作られたのでしょうか? 普段は見落としているかもしれないそれらを、街を歩きながらゆるく解説していきます。中央区に限らず日本のさまざまな都市には、多くのアートが飾られています。きっと、本ツアーを体験した後は、あなたが行く先々の街で自らアートを発見できるようになっています!」とあり、美術館の絵の展覧会には時々足を運ぶものの、屋外アート、特に彫刻等の立体的な美術作品にはとんと疎いものですので、意を決して参加しました。

 

案内をしてくださったのは(株)MeltingPot河口(こうぐち)さん清水さんで、お二人とも美大を卒業された女性の方です。

 

 集合場所は中央区役所正面で、「ニコラ」という平和像の前とういことですが、区役所には何度も行ったことがありましたが、「ニコラ」さんには会ったことがありませんでした。

 

いました、「ニコラ」さん。朝倉響子 作 ブロンズ彫塑像

 

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細身の手足の長ーい女性でした。首に白いラインが見えたのでイヤホーンで音楽を聞いているのかなと思ったら、雨だれによる汚れでした。河口さんによると屋外アート、特に公共が設置したものは費用の点から維持管理が課題になっているとの説明を伺いました。

 

この「ニコラ」さんからスタートし、銀座、京橋、八重洲、日本橋と12点+αの屋外アートをご案内いただきました。

 

この中から、東京ダンボの印象に残った3点をご紹介します。

 

1点目は亀井橋公園にある「トリオ」です。セメントでできているそうです。

 

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2点目は鍛治橋交差点近くにある「HELIX」:脇田愛二郎 です。こちらは金属

  

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そして3点目はコレド日本橋にある「ホワイト・トゥインズ」:ジャウメ・プレンザ(スペイン)で、ガラス金属

 

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並べてみると、素材はざまざまなもののいずれも抽象的な作品で、今までには気づかなかった自分の好みを発見です。

 

この他、銀座4丁目三愛にある「コイコリン」、数寄屋橋公園の「若い時計台」等、様々な作品を楽しむことができました。

  

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屋外アートの多くは説明板が設置されておらず、作者や題名が付いていません。その分、自分がその作品をどう感じるかだけがアートを楽しむ拠り所になるのだということを知ることができました。

 

(株)MeltingPotさんは企業、行政、美術館および個人蒐集家と多角的に関係を形成しながら、社会全体を通して日本を代表するアーティストを生み出すことを目的として運営されているとのことで、これらの活動が日本のアートを支えていることと思いました。

 

色々と学ぶことができて、とても有意義な時を過ごしました。来年もこの企画を続けてもらいたいですし、(株)MeltingPotさんの他のイベントにも参加・応援もしていきたいですね

 

スクリーンショット 2018-11-04 22.21.43.pnghttp://meltingpot.tokyo/

 

 

ちょっと箸休め ―べったら漬けがほしくなる鍋料理とは―

[いのちゃん] 2018年11月 4日 18:00

 

10月19日と20日に開催された 日本橋恵比寿講べったら市

このブログで確認できるだけでも本当にたくさんの方が出かけられたようですね。

 

平成最後べったら市、ご多分に漏れず私も行ってまいりました。

 

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はからずも夜行性特派員であることが露呈する一枚。

 

そのときに購入したのが東京新高屋東京べったら漬 甘辛キムチ味

 

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王道でないところから入門してしまいましたが、こちらもおいしかったです。

辛さの向こうにほどよい甘みが、否、甘みの向こうにほどよい辛さか。

 

べったら市では20日の夕方には早くも売り切れが続出。まさに飛ぶように売れた

べったら漬けですが、みなさんはどのように召し上がっていますか。

 

私はべったら漬けと聞くと、その昔、冬の鍋料理ピェンロー(扁炉)の〆で作る

付け合わせとして"指定"されていたことを思い出します。

 

ピェンローはグラフィックデザイナーの妹尾河童さんがイラスト付きエッセイの中で

紹介して広く知られるようになった白菜鍋のことで、もとは中国の家庭料理なのだと

か。エッセイをまとめた『河童のスケッチブック』(1995年文藝春秋刊)では裏表紙

にも登場しています。

 

手順も材料も味つけも非常にシンプルなことから男の白菜鍋の決定版などと呼ばれ、

今では冬の定番料理となっており、このスープで作るがまた絶品なのです。

 

そして、その熱々のには河童さんいわく「なぜかベッタラ漬があう」とのことでした。

 

ピェンローの作り方はいたって簡単。お奉行様も出る幕はありません。

レシピはネットですぐに手に入ります。

 

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寒い冬は苦手でも、この鍋だけは恋しくなります。白菜よ、俺は待ってるぜ。

 

べったら市で最上級べったら漬け手に入れたみなさん、これからの季節は

ぜひピェンロー〆のお粥にあわせて召し上がってみてください。

 

 

 

 

暮秋のプランツウォーク

[サム] 2018年11月 4日 14:00

DSC07538ELS'.jpgDSC07543RS'G.jpg晴海トリトンスクエア2F「i green ポケットプラザ 花・水・樹」の専属ガーデナーの案内で園内を散策する毎月恒例のミニガーデンガイドツアーが11月1日開催されました。

園内花壇は年4回の植替えを丁度終えたばかり。

「花のテラス」には、新たに花色ごとに、"レッドガーデン"(ビオラ 'ピエナローズブロッチ'、ビオラ 'ソルベXPレッドブロッチ'、ストック ベイビーシリーズ、レケナウルティア<紅>、コリジリネ 'レッドスター'、ハボタン 'モモツグミ' )、"イエローガーデン"(ビオラ 'ビビクリアイエロー'、レケナウルティア<黄>)、"ホワイトガーデン"(ストック ベイビーシリーズ、パンジー 'オトノホワイト'、バコパ 'コピア'、スイートアリッサム、マーガレット 'モリンバ'、ミニシクラメン 'スーパーベラノ'、ビオラ)、ブルーガーデン(パンジー 'アリルブルーフラッシュ'、レケナウルティア<青>)が登場し、目を楽しませてくれます。尚レケナウルティア(左上画像)は園芸上 '初恋草' の名で流通するユニークで可憐な植物です。

 

 

一度は参加したい!街路樹色づく銀座の「銀茶会」

[Hanes] 2018年11月 4日 12:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
10月28日(日)に銀座で開催された、第17回「銀茶会」に参加してきました。
銀座の秋の風物詩ともいえる本イベントは、普段敷居が高くて体験することのできない
本格的な茶道にふれることができるため、女性を中心に非常に人気があります。
私も今年こそは参加したいと前々から楽しみにしていました

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「銀茶会」に馴染みのない方にとっては意外かもしれませんが、
実は屋内の茶室等で行われるのではなく、銀座のまちが野点会場になるのです
銀ブラしに来たついでに、ふらっと、それも無料で立ち寄れる気軽さが嬉しいです。

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ただし、無料で参加するには各茶席にて配布される茶席券が必要になります。
参加までの流れは以下の通りです。
①番号札をいただく
②参加回の開始時間が書かれた茶席券と引き換える(1時間に3回開催、各回約20分)
③開始5分前までに茶席に戻る
④参加する

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そして、事前にどの茶席に参加するか決めておくことをオススメします!
というのも、表千家裏千家武者小路千家江戸千家遠州流茶道といったように、
異なる流派の茶席が異なる場所で行われるからです。
中には「流派はよく分からないのでどの茶席にしよう」と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、茶席ごとに異なる銀茶会オリジナルお菓子で選んではいかがでしょう?
銀座の名店がこの茶会のために手がけたレアなお菓子ばかりで、
参加したい茶席がすぐに決まるはず

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私はというと、裏千家の茶席の中から、茶席のお菓子というイメージがあまりない
カフェコムサ 銀座店「華柿(かし)~Persimmon~」を提供する所を選択
お菓子は和洋折衷ですが、他の和菓子とは異なるゴージャスな仕上がりでした。

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お茶碗のデザインは皆異なり、紅葉や柿が描かれている秋らしいものもありました。
(※本来お茶の席での撮影はよろしくありませんが、今回は周囲の迷惑にならぬよう少々撮影させていただきました。)

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訪日外国人の方のみならず、普段茶道にふれる機会のない日本人にとっても
銀茶会は非常に貴重な経験になるのではないでしょうか。
残念ながら今年機会を逃してしまった方、来年は街路樹が色づき始めた銀座にて、
日本の伝統文化を体験してみてはいかがでしょうか

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公式ウェブサイト:http://ginchakai.ginza.jp/