Hanes

築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


こんにちは。Hanes(ハネス)です。
空模様の気になる日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
雨の日でも、貴重な休日は楽しく過ごしたいところ。
築地観光にいらした際は、築地場外市場でお腹を満たし、築地本願寺でゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

存在感を放つ古代インド様式の外観に吸い寄せられて本堂に入ると、随所に配された個性的な動物の彫刻がお出迎え!
本堂も彫刻も伊東忠太氏が手がけたことで有名ですが、彫刻に見られる動物がマンホールの蓋のデザインにもなっていることはご存じでしたか?

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


マンホールがお好きな方の間では前々から話題になっており、このマンホールの蓋を目当てに参拝に来られる方もいらっしゃるほど。
ご当地マンホールやマンホールカードの人気はあるにせよ、お寺にしては面白く珍しい取り組みですよね?
というわけで、このマンホールの蓋について築地本願寺の広報ご担当者様に詳しくお話を伺いました。

まず、動物がデザインされたマンホールの歴史は5年
2017 年にインフォメーションセンターや駐車場をはじめ境内を整備した際、お参りになる方に少しでも楽しんでいただけるようにと設けられたのではないかといいます。

築地場外市場から築地本願寺へ向かい、南門から敷地内に入ると、駐車場での描かれたマンホールの蓋に出会います。
お釈迦様の本名は、高校の世界史の授業で習った通り「ガウタマ・シッダールタ」(ゴータマ・シッダールタとも)。
この「ガウタマ(ゴータマ)」はサンスクリット語で「最上の牛」を意味し、仏教において牛は神聖な動物とされています。

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


引き続き駐車場を歩いてみると、のマンホールの蓋を発見!
お釈迦様と猿の関係は、輪廻転生の思想が根底にある古代インド仏教の説話集『ジャータカ』に記されています。
お釈迦様は神、人間、動物などに生まれ変わるわけですが、前世ではなんと猿だったのです。

彫刻にそっくりの可愛い顔をしており、このマンホールの蓋を見つけた際はつい笑みがこぼれることでしょう。
駐車場は参拝者の車の出入りがありますので、どうぞお気をつけてマンホールをご覧ください。

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


続いては、第二伝道会館とインフォメーションセンターの周りのマンホールをチェック。
ここではお目当てのマンホールの蓋2枚が見つかります!

1枚目は孔雀。こちらもお釈迦様の前世に関係しています。
孔雀の姿を正面からとらえ、ぽってりとした丸みのあるフォルムが可愛いですよね。

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


2枚目は。お釈迦様のお母さんが、お釈迦様を身ごもる際に六牙の白象が胎内に宿る夢を見たことに関係しています。
このことにより、お釈迦様の生誕を祝う花まつりには白い象が登場するのです。
今年築地本願寺で開催された花まつりの様子については、たけちゃんの記事「つながる 築地 花まつり」をご覧ください。

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


最後は、なかなか見つからない場所に配されている獅子のマンホールの蓋。
この獅子は、サンスクリット語などインドの言葉が原語であった仏典を中国の文字や言葉に翻訳した『漢訳仏典』に出てくる「獅子吼(ししく)」に由来するそうです。
蓋の場所はあえて場所はふせておきますので、ぜひ築地本願寺の敷地内で探してみてくださいね♪
ヒントは、写真に写っている芝です。

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


寺院内には、お釈迦様が出家する際に乗ったとされる白い馬にゆかりのあるの彫刻もありますが、こちらは枚数の都合上マンホールの蓋のデザインにはなっていません。

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


しかし、動物以外にも、築地本願寺の寺紋「八角菊くずし紋」が施されたマンホールの蓋が複数箇所にあるのでお見逃しなく!
(築地本願寺の畳の紋縁については「【築地で朝活】テンプルモーニングでお堂も心もきれいに」でご紹介しています。合わせてご覧ください。)

 築地本願寺限定、ユニークなマンホールの蓋を探せ!


これらのマンホールの蓋については、築地本願寺の公式noteの「【英語で知ろう! はじめての仏教 1】The Unique Manhole -築地本願寺のユニークなマンホール-」にて日英二言語で紹介されています。

ご当地マンホールやマンホールカードがあるのは日本ならではの文化のひとつ。
海外からいらした方に築地をご案内する際には、開かれたお寺を目指す築地本願寺の遊び心溢れる取り組みも合わせてご紹介したいものです。

さて、今回ご紹介した6種類のマンホールの蓋はいかがでしたか?
築地本願寺にこのような隠れた見どころがあるとは意外だったのではないかと思います。
参拝される際には、ぜひ動物の彫刻とユニークなマンホールの蓋にもご注目くださいね♪

ご紹介スポット情報

浄土真宗本願寺派 築地本願寺
住所:東京都中央区築地3-15-1
電話番号:0120-792-048
本堂参拝時間:9時~16時
公式ウェブサイト:https://tsukijihongwanji.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC1XCOdrEKT1QzJ_hYf5DKaQ
公式Twitter:@tsukijikoushiki
公式Instagram:@tsukijihongwanji_official
公式note:https://note.com/t_hongwanji/




本記事の執筆にあたり、築地本願寺の広報ご担当者様にご協力いただきました。
お忙しい中のご対応、誠にありがとうございました。