2024年5月
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鳩居堂 1663
銀座5丁目の全国的に有名な鳩居堂さんに買い物に出かけました。 お店で頂いた「香」という冊子。 お線香、練香、印香、香木などを紹介して下さっています。 そして、お店の歴史をご説明して頂いています。(以下、原文のまま記載) 鳩居堂は今から350年以上前の1663年(江戸・寛文3年)に、京都の寺町で誕生しました。 創業当初は漢方薬や薬の原材料などを取り扱う「薬種商」を営んでいましたが、薬種には「香」の原料と重なるものも多かったため、後に薫香線香の製造・販売を始めます。 鳩居堂の香の製造技術が飛躍的な進歩を遂げたのは、1877年(明治10年)のことです。歴代の店主らが行ってきた社会奉仕や国事業への貢献が認められ、当時の太政大臣であった三条実美公より、平安時代から宮中でのみ伝えられてきた「名香の秘法」をすべて伝授して頂きました。 この時に授けられた調香法は、現在も弊店のみが一子相伝の秘方として大切に守り伝えており、今日の鳩居堂の香りづくりにおいても余すところなくその技術が生かされています。 鳩居堂がつくる香製品の数々は、上質な天然香料を基調とした、やさしくも奥深い香りが特長です。 香の老舗が数百年の間、研究と洗練を重ねて守り伝えてきた「伝統の香り」。皆様にも末永くご愛用頂けましたら幸いでございます。
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没後40年 今も生き続ける村野藤吾の建築
近代建築の巨匠・村野藤吾が設計した八ヶ岳美術館で「没後40年建築展 建築家村野藤吾と八ヶ岳美術館」が開催されている。標高1,350mの高原に建つ八ヶ岳美術館は、1980年「原村立八ヶ岳美術館・原村歴史民俗資料館」として開館した。連続ドーム型の斬新な形は、曲面に彫刻を、平面には絵画を配して観賞する特別な空間として設計された。展示室に施されたレースカーテンの絞り吊り天井は、来館者を優しく包み込み、内部に注ぎ込む柔らかな光と相まって、人々を温かく迎え入れる建築に感動した。 同美術館で行われた、神奈川大学建築学科教授の松隈洋氏による講演会「村野藤吾 建築と思想」は、大変興味深かった。「村野の建築には、どうしたら人の心に良い影響を与えられるかという思想が貫かれている。」という松隈教授のお言葉が印象的であった。村野の建築には、様式建築の良さを活かしつつ、モダンな視点からの新しさを加え続ける、独自の建築精神が注ぎ込まれているという。 会期は残りわずかだが、村野晩年の傑作である八ヶ岳美術館の空間を是非、ご堪能いただきたい。 <没後40年建築展 建築家 村野藤吾と八ヶ岳美術館> 開催期間:2024年4月1日(月)~6月2日(日) 開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30) 入館料:一般/高校生以上 510円 小中学生 250円
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