かつて怖かった所(中央区)
えっ?階段?
怪談とのダジャレ?
と、思った方が多いと想像します。
いったい何処なのか?
当時小学校2年生の私が、怖くて降りられなかった、帝都高速度交通営団、日比谷線人形町駅の階段です。
(現東京メトロ人形町駅のA2出口です)
お笑い下さい。この階段を目の前にして、怖くてべそをかいて、下を恐る恐る覗いていたそうです。
"おいてくよ!"
との母親の呆れ声と、既に降りてる親戚達。
私は、後ろ向きになり壁伝いに、足から1段ずつ両手を付きながら、泣く泣く19段を降りたそうです。
手が汚れてさらに母親に叱られ・・・
私には、"怖い"という記憶しか残ってなかったのですが、物心ついた時に、その時の様子を伯母たちから散々聞かされました。
できた当時は、基準を満たしていたんでしょう。2007年の国交省のガイドラインでは、もっと緩やかな傾斜が基準になっています。
先日、蛎殻町の医者に寄った帰りに、ここへさしかかりました。すると、どこかのご夫婦が、
"バアさん!ココは杖があってもおっかないぞぇ!"
"ホントに!ひっくり返ったって助けてあげられませんよ!オジイサン!"
この会話をきいて、フラッシュバックの様に、すっかり忘れていた思い出が蘇りました。
こちらのご夫婦には、少し離れたエレベーターまでご案内しましたが、東京メトロさんも対応されています。水天宮通りの向かい側に、新しい出入り口を工事中です。こちらが完成すると、その後にこの怖い?階段も新しくなるのかもしれません。となると体験できるのは今のうち?
・・・そういえば、少年ぱっしぶにはあと2つ怖かった場所があったような・・・?
その場所を思い出せないことが怖い大人ぱっしぶでした(笑)