RIEdel

可動橋時代の面影を残す勝鬨橋

こんにちは。緊急事態宣言解除後、散歩の距離が逆に減ってしまったRIEdelです。
怠け心に喝を入れ、隅田川テラスを歩いていたところ、勝鬨橋が「東洋一の可動橋」と呼ばれていた頃の姿を偲ばせるものを2つ見つけました。

跳ね上がる勝鬨橋を描いた安全柵

1つめは勝鬨橋上で車道と歩道を隔てる安全柵。そこには一日に何度も開閉していた勝鬨橋の姿が躍動感あふれる図案となって描かれています。

 可動橋時代の面影を残す勝鬨橋

↑橋が閉じている状態

 

 可動橋時代の面影を残す勝鬨橋

↑向こうから船が近づいてきて、橋が少しもちあがり…

 

 可動橋時代の面影を残す勝鬨橋

↑そこから一気に高く跳ねあがって…

 

 可動橋時代の面影を残す勝鬨橋

↑船が通る時にはこんな角度まで跳開!

 

大きな船が通る時は、上昇しはじめてから約70秒で最大70度の角度まで跳ね橋が開いていたそうです。
勝鬨橋の両岸から橋の中央部にむかって歩いていくと、閉じている状態から全開状態まで4枚の図案が順番に楽しめます。中央部を過ぎると、同じ図案が今度は閉じていくように配置されていて、これもまた面白いですよ。

水陸の交通が交わる場所の記憶「信号」

可動橋時代を偲ばせる2つめものは信号です。
勝鬨橋中央部の歩道側に、点灯しない信号があるのはご存じでしょうか?

 可動橋時代の面影を残す勝鬨橋

今も歩道に残る勝鬨橋の信号

橋を跳ね上げる時には、自動車はもちろん、歩行者にも知らせる必要があるため、歩道にも信号がつけられていたそうで、これはその時の名残なんですね。
 

勝鬨橋が最後に開閉したのが昭和45年(1970年)11月。既に50年もの月日が過ぎようとしていますが、東洋一の可動橋と謳われた勝鬨橋の雄姿の記憶は、今も橋に残されています。

アクセス情報:勝鬨橋(かちどきばし)

■勝鬨橋
〒104-0045 東京都中央区築地6丁目~勝どき一丁目
都営大江戸線「勝どき駅」A1出口より徒歩6分
東京メトロ日比谷線「築地駅」出口1より徒歩9分
都営大江戸線「築地市場駅」A1出口より徒歩16分