中央区を支え、中央区に変革をもたらす陰の立役者
~ベンチ・スツールに見るまちづくり~
では、「TOKYO BENCH PROJECT」とは?
このシールによると、「東京ビエンナーレ2020/2021」の4つの会場に”人・まち・アート”をつなぐベンチを設置し、そのエリアに人々が居る日常の光景をつくり出すプロジェクトとのこと。
思い返してみれば、この数ヶ月で普段見かけない新しいベンチが設置されている光景を目にしたことが何度もありました。
各店舗で粋な計らいをしているのかと思っていましたが、このプロジェクトのホームページを閲覧してやっとその謎が解けました。
これからの10年で、銀座から上野までの中央通り沿いを中心とし、東京に1万脚のベンチの設置を目指しているそうです。
9月中旬時点で、東京スクエアガーデンに設置されたベンチのシールははがされていましたが、中央区内に確実にベンチが増えているのは事実です。
ベンチが街にもたらす効果の詳細については、TOKYO BENCH PROJECTのホームページをご覧ください。
続いてご紹介するのは、水谷橋公園に設置されているこちらの箱型のもの。
周囲の植物が茂っていますが、そうでなければ座れそうですよね?
気になるこの箱型のものの正体ですが、実はかまどスツール!
普段はスツール(背もたれのない椅子)ですが、災害時には調理ができるかまどに変身する優れもの♪
いつもはこの公園で遊ぶ子どもたちや青空の下でパソコンに向かう社会人たちを静かに見守っていますが、街中にこのような災害対策設備があると、いざという時安心できます。
そして最後にご紹介するのは、以前「【遠足シリーズ第14弾】森だけじゃなかった!檜原村で見つけた「中央区」」でも注目した檜原村の間伐材を使用したベンチやプランター。
地球にやさしい取り組みの一つですよね。
こちらは、前述のベンチやスツールより長く使用されているので、馴染みのある方も多いのではないかと思います。
今回はTOKYO BENCH PROJECTのベンチ、水谷橋公園のかまどスツール、檜原村の間伐材を使用したベンチとプランターを取り上げました。
それらが住みやすいまちづくりの陰の立役者になっていること、街、人、そして地球にやさしい取り組みが身近なところに反映されていることを再確認しました。
これらの他にも、こだわりの詰まったベンチやスツールは中央区内のあらゆる場所に設置されています。
ランニングやサイクリングのみならず、お散歩やお買い物の途中に屋外で休憩する際には、そういった身近な存在にも目を向けてみてはいかがでしょうか。