環境について楽しく学ぼう!
「エコまつり」参加レポート
こんにちは。Hanes(ハネス)です。
先日の記事「中央区も #環境の日はグリーン!銀座・日本橋エリアのグリーンライトアップ」でご紹介したように、6月5日の「環境の日」にはあかつき公園で「エコまつり」が開催されました。
エコまつりは、地球温暖化や自然保護、リサイクル、ごみの減量等さまざまな環境問題について、楽しみながら学ぶことができる環境イベント。
「環境の日」は環境について考える1日にしたいと思い、初めてエコまつりに参加しました。
環境に関するイベントというと、世界規模の問題提起が行われる等専門的なイメージを抱きがち。
しかし、11時過ぎに会場のあかつき公園に到着すると既に多くの家族で賑わっており、難しく専門的というより、明るく親しみやすい雰囲気がありました。
受付で会場マップ兼スタンプラリー台紙をいただいてから、各ブースへ。
特に子どもたちに人気だったのが、中央区のコミュニティバス「江戸バス」の運転席に座り、写真撮影ができる江戸バスコーナー!
運転席に座れる機会はほとんどないので、このコーナーをお目当てにしていたご家族もおられるのではないかと思います。
しかし、単に写真を撮って終わりではないのがエコまつり。
自動車ではなくバスのような公共交通機関を利用する方が周辺地域の渋滞緩和につながり、二酸化炭素排出量削減に貢献できることを再認識する機会となっています。
また、区内の放置自転車を修理して販売するリサイクル自転車のコーナーは特に大人に人気。
多くの方が申し込みをし、抽選会が行われていました。
放置自転車を廃車にせずに生かす環境にやさしい取り組みであるばかりか、防犯登録料込みで6000円とお財布にもやさしいのが嬉しいですね。
そばには、自転車シミュレーターをはじめ自転車交通安全啓発に関するコーナーもありました。
広く普及し、気軽に利用できるようになったシェアサイクルや感染症対策の一環の自転車通勤により、自転車の利用者は増えています。
自転車通勤をする身として、改めて自分の自転車の乗り方を見直す機会となりました。
会場内には、使用済み小型家電の回収を行う分別ステーション(小型家電リサイクル部屋)も登場!
私も小型家電3点を持参し、限りある資源のリサイクルに協力させていただきました。
スタッフの方にお話を伺ったところ、回収されたものは一旦金属などに戻し、新たな命が吹き込まれるそうです。
その他、電気自動車の展示、東京電力と尾瀬のご紹介、壊れたおもちゃの修理等のコーナーがあり、様々なレベルで環境・エコについて考えさせられました。
常に電気が安定して供給される恵まれた環境にあるものの、今年3月の福島県沖地震による発電所の停止や世界情勢などにより、これまでになく節電が求められる今年の夏。
梅雨明けする前に、エコな暑さ対策について考えてみませんか?
また、多くのモノが安価で簡単に手に入る時代になり、壊れたものや見あたらないものを修理したり探したりせず新しいものを購入する傾向にあります。
使えるものは修理して使う、あるもので工夫して代用する等、モノを大事にする習慣をつけたいものですね。
東京都水道局のブースでは、地震等の災害が発生し水が出なくなった際に水を配る給水地点マップが展示されていました。
中央区内には、区立堀留児童公園、区立あかつき公園、晴海給水所の3ヶ所に災害時給水ステーションが設けられています。
あかつき公園に設けられた施設の地下には、常に600㎥の新鮮な水が確保されているそうです。
いざという時のために備えがあると安心ですね。
また、東京都下水道局のブースでは、大地震発生後の下水道の使用について紹介されていました。
非常事態が発生してからでは焦るので、普段からこういった情報に目を通しておくことは大事!
中央区内では有事に備え、さまざまな防災対策が行われています。
例えば歌舞伎座の入るGINZA KABUKIZA 地下2階「木挽町広場」は中央区の防災支援拠点・災害時の帰宅困難者一時避難受入施設ともなっており、災害対策用のマンホール型簡易トイレも設置されています。
中央清掃工場のブースでは、クイズに挑戦しながら、楽しく工場について学ぶことができました。
昨年、「中央区に存在する「拡張現実」~海外の選手の視点から~」でご紹介した中央清掃工場の煙突ですが、実は三角形。
そして、気になっていた「煙突のくびれ」はデザインだということが分かりました。
職員の方によると、筒状の煙突の先から処理後の煙が出るというマイナスイメージを払しょくし、異なるイメージを抱いていただけるよう、デザインに重きを置いた煙突が完成したそうです。
確かに日本各地にある工場の煙突と比べても、中央清掃工場の煙突はどこかスタイリッシュですよね。
花王のブースでは、泡ハンドソープを使った正しい手の洗い方講座が行われていました。
短い動画を見ながら実際に手を洗うのですが、普段の手洗いをいかに簡単に済ませてしまっているかを知る良い機会になりました。
感染拡大に歯止めがかかり徐々に日常が戻りつつありますが、そんな時こそ正しい手洗いを心がけたいものですね。
また、「中央区の森」がある檜原村も出展。
「中央区の森」の間伐材で丸太切りが体験できるコーナーやワークショップは子どもたちに人気!
「【遠足シリーズ第14弾】森だけじゃなかった!檜原村で見つけた「中央区」」でご紹介したように、間伐材から製作されたベンチは中央区内に配置されていることもあり、檜原村は意外と身近な存在です。
檜原村の特産品販売コーナーでは、村のイメージキャラクター「ひのじゃがくん」自ら販売のお手伝い。
1991年に誕生したキャラクターですが、実は永遠の22歳だそうです。
ブースでは、檜原村のパンフレットや、芳香剤・防虫剤になる檜原村の檜の切片、檜原村の間伐材からできた炭もいただけました。
2022年5月から2023年1月まで毎月、中央区主催の環境学習事業「檜原村自然体験ツアー」が開催されています。
このツアーでは、森や清流といった自然を満喫し、炭焼きや間伐材を使用したものづくりの体験、江戸時代から続く林業家の話を聴くなど、各回ごとに様々なテーマのプログラムが行われます。
区内在住・在勤・在学者の方、ツアーで檜原村を訪れ、中央区による環境にやさしい取り組みにふれてみませんか?
そして、檜原村を訪れた際に食べようと思っていた「じゃがいもアイス(男爵いも)」(250円)も農産物やひのじゃがくんグッズとともに販売されていたので迷わず購入。
檜原村のブースの方のお話によると、12時5分前に私が購入したものが最後の1個だったそう!
細かいじゃがいもがミルクアイスに混ざっており、甘いポテトサラダを彷彿させます。
アイスにしてはほくほく食感が印象的で、ミルクアイスがさらっとしているため、美味しくていくつでも食べられてしまいそう。
「じゃがいもアイス(おいねいも)」もあるようなので、こちらは檜原村訪問時にいただきたいと思います。
最後は、ブースでいただいたノベルティとスタンプラリーの景品をご紹介。
いざという時に便利な給水地点マップや東京都下水道局の取り組みが分かる資料、お子さまでも分かりやすい資料のほか、これからの季節にうれしい全身すっきりシートや日頃からエコの意識を高められるエコスポンジなど、実用性のあるグッズをいただきました。
初めてのエコまつりを一言でまとめると、まさに中央区の広報にある通り「楽しみながらエコについて学べるイベント」。
パネル展などを通して目で見て学ぶのではなく、クイズや体験を通して自然と環境にやさしい取り組みや私たちの生活を支えるインフラについて知ることができました。
今回は予定が合わなかった区内在住・在勤・在学者の方、来年はエコまつりに参加してみませんか?
本記事は、中央区役所環境課環境啓発係のご担当者様より掲載許可をいただいております。お忙しいなかのご協力、誠にありがとうございました。