Hanes

居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
暑い夏が苦手な私はここ最近非アクティブになっていましたが、徐々に暑さが和らいできたこともあり、久しぶりにサイクリングに出かけました^^

行先は、少し前から気になっていたとあるタワーマンションにある夜景スポット!
インターネット上では、「居住者ではなくても24時間利用できる」等と書かれていましたが、日の入り時刻頃、半信半疑で出発。
結果として、気になっていた夜景スポットは本当に誰でも24時間利用でき、夜景も十分に楽しめる憩いのスポットだと分かりました♪

そこで今回は、どのような夜景が見えるのかだけでなく、なぜオススメなのか、なぜ自由に利用できるのかといったところまで掘り下げてご紹介したいと思います。

THE TOKYO TOWERS

今回ご紹介する夜景スポットは、勝どきにあるタワーマンションTHE TOKYO TOWERSにあります。
都心側に位置するミッドタワー、海側に位置するシータワー、居住者専用スポーツ施設シーサイドアネックスからなるビッグタウンとも呼べるこちらのマンション。
横を通ったことはあっても、居住者以外が利用できる素敵な場所があるなんて思いもしませんでした。

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


こちらは、築地から環状第2号線を通ってアクセスした際に見えてくる西側の様子です。
初めてこの夜景スポットに行った私は、どこからどうアクセスするとたどり着けるのかしばし迷いました。
というわけで、私のように迷わずに目的地まで行けるよう、アクセス方法も簡単にご紹介します!

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


上階にはこのようなテラスが広がっており、ブルーのライトに誘われ先へ進みます。
もう一つエスカレーターが見えてくるので(階段もあります)、さらに上階へ。

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


するとタワーとタワーの間に設けられた開けたスペースに出ます。
水が流れる音を聞きながら、ゆっくりとした時間を過ごすのにぴったりの椅子もあちこちに。

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


上空から聞こえるヘリコプターの音に気を取られて顔を上げると、摩天楼(地上58階建の高層ツインタワー)が目に入ります。

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


朝潮運河側に設けられた落ち着いた雰囲気のビューデッキに移動すると、レインボーブリッジを望むことができます。
また、トップの画像にあるように、周囲のタワーマンションやライトアップされた朝潮小橋、朝潮運河を行き来するを心ゆくまで眺めることも可能。

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


そして、朝潮小橋を渡って対岸へ行くのも良し。
夕涼みにはちょうど良いお散歩コースで、老若男女問わず比較的利用者が多いのもこの贅沢な夜景があってこそなのではないでしょうか。

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


二つのタワーの間の「セントラルパーク」、15本のオオシマザクラがある敷地南端の桜の公園「チェリーガーデン」、 「シーサイドアネックス」屋上にある「ビューデッキ」
いずれもふとした瞬間に海外にいるのではと思えるような特別な空間です。
周辺にお住まいの方が移動する際に通る場所ではありますが、夜景スポットとしては非常に穴場です^^

有効空地とは

ここまでで「ぜひ一度行ってみたい!」と思うと同時に、「タワーマンションの一部でもある空間を居住者以外が利用しても良いのか...」と、まだ不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
では、なぜ誰でも自由に利用できるのか...その理由は「有効空地」(都市の環境改善や防災に対して有効とみなされる道路、公園、駐車場等)にあり、敷地内のところどころにある掲示板には以下のように書かれています。

「これらの広場及び通路は、区域環境の整備に有効な空地として都市計画法に基づく再開発等促進区を定める地区計画により設けられたものです。最上部分を除き、歩行者等が、日常自由に通行又は利用できるものです。この区域内における建築物は建築基準法第86条第1項及び第86条の2第1項の規定に基づき認定を受けたものです。」

1Fおよび2F・3F・RFの図では、有効空地に該当する部分がグレーで塗られており、居住者ではなくても安心して利用できる範囲が一目瞭然!

 居住者以外も利用可能!有効空地にある穴場夜景スポット


詳細は割愛しますが、一定基準のもと敷地内にこのような空間を設け、市街地の環境の整備改善に資すると認められる場合、容積率制限や斜線制限、絶対高さ制限が緩和されます。
実際に公開されているTHE TOKYO TOWERSの物件概要を見てみると、容積率(建物の延べ床面積/敷地面積)は960%
この空間を設けることで、この立派な高層マンションができたといっても過言ではありません。

都市計画的視点で中央区を見てみると、京橋エドグランを始め、公開空地(ビルやマンションの敷地内に設けられた広場や遊歩道、サンクンガーデン、ピロティ等の空地で、ビルやマンションの利用者以外も利用可能)や有効空地を有する高層の建物が増えてきました。
そのような空地ではマルシェやお祭り等のイベントが行われたり、憩いの場として開放されたりと、一般の人が利用できることもあります(※勿論、このような空地であればどこでも利用可能というわけではありません)。

再開発でできた立派なビルやマンションは、どれも目を見張るものばかり。
敷地内にむやみに立ち入ってはいけませんが、このように公に開放している素敵な場所が利用できることは嬉しいですよね♪
今後も一般の人も利用できる有効空地および公開空地に注目してみたいと思います^^