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あれから、夏がすぎ秋めいてくると、ユリカモメたちが帰ってきました。

杭は６本しかないので、ウミネコとユリカモメでとり合いになるかなぁ…なんて想像していましたら、ユリカモメはあまり杭に興味を持ちませんでした。

湊からですと、霊岸島の検潮所に、ユリカモメがずらっと並んでとまっているのが見えます。

ところが、あんなにたくさんいたウミネコたちが、ひっそりと影をひそめてしまったんです。ユリカモメに遠慮しているのかなぁ？

そういうわけですから、秋、冬と、杭はいつも空席で、その代わり、ウの姿が目立つようになりました。

ときには、ウが並んで数羽とまっていたりして、こんなにウがいたんだぁ、なんて思いました。

今年の夏は、またウミネコたちの特等席です。

まだ空いている杭があるのに、ほかのウミネコがとまっている杭を、わざわざ目指して飛んできて、ミャーミャーと追い払ったりします。

ウミネコが口を開けてとまっていたので、じっと見ていると、暑いね～と、言っているみたいでした。

隅田川を見渡すと、たくさんのウミネコがプカプカ浮かんでいます。のどかだなぁ…なんて言ってもいられず、私も暑くて、おもわず足早になります。

真夏の隅田川テラスは暑い！

みなさん、熱中症にご注意ください。

すると先日、びっくりする光景にであったのです！６本の杭が満席だったのです！

写真は、右から４本すべてウミネコ、残りの２本にウがとまっています。湊っ子はこの１年のあいだ（今年の春はあまり足を運べませんでしたが）、ずっと観察していて、満席を見たのははじめてでした。

それで、おもわず感動して、シャッターをきってしまったわけです。

もうすぐ、ユリカモメたちにも会えますね。

中央区観光協会特派員　湊っ子ちゃん
第１０４号　令和２年９月１３日