「築地本願寺納涼盆踊り大会」エコボランティアレポート
こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
先輩特派員の皆様が月はじめにご紹介をしていた「築地本願寺納涼盆踊り大会」ですが、今年から「日本一おいしい」という特徴に加え、エコに配慮した様々な取り組みがスタート!
そのような記念すべき年に、エコボランティアに参加してきました。
(同様にボランティアに参加された先輩特派員さとけんさんの記事はこちらから。)
昨年は開催4日間で、約8万人の来場者に比例し、大量のごみが排出されました。
そしてその多くは、飲食物を提供するための使い捨て食器だったそうです。
そのことを受け、今年から使い捨て食器からリユース食器へ切り替えることでごみの削減を図ることになりました。
ボランティア活動を終えて、リユース食器がごみの削減に効果的ということだけでなく、トップの写真にあるように、本大会終了後もまるで開始前のようなごみのない会場が印象に残りました。
これまでに参加した様々なイベントと比べても、これは非常に珍しいことのように思えます。
では、このきれいな会場を維持するためにどのようなことが行われていたのでしょうか。
今回はエコボランティアスタッフの視点から、その一部をご紹介します^^
打ち水
エコボランティアの仕事は、16:30に行われた打ち水に始まりました。
会社員より少し早く会場にいらした小さなお子様を中心に打ち水にご協力をいただき、火照った地面をクールダウン!
水遊び感覚で楽しみながら、地球にやさしい取り組みができるなんて一石二鳥ですね^^
打ち水後、実際に地面の温度が下がったのみならず、視覚的にも随分と涼しくなりました♪
手軽に実践できる江戸の知恵は、後世へも受け継いでいきたいものです。
エコステーション
エコステーションでは、特定非営利活動法人環境デザイン研究所ecotone(エコトーン)の方々のご指導のもと、salesforce社等のリユース食器協賛企業の皆様および個人的に申し込みをされた皆様(近隣にお住まい・勤務の方、お寺つながりの方、大学生等)と共に楽しくボランティアをしてきました。
ecotoneの方曰く、今年から京都の西本願寺でもエコな取り組みを始めたそうです♪
主な仕事は、ご来場者の皆様にごみの分別およびリユース食器の返却にご協力いただくようお声かけをすることと、分別・返却のサポートをすること。
エコステーションでのボランティアは代々木公園に引き続き2度目となった私ですが、慣れてくると見る目が厳しくなってしまいます。
しかし、ecotoneの方曰く、分別・返却を強要するのではなく、「分別・返却に対する厚意を引き出すこと」こそが大事になるのだそうです。
エコステーションは、ご来場の皆様がお帰りになる20時~21時に忙しさのピークに達しましたが、エコステーションごとのチームの団結により、スムーズに作業が進んでいました。
これもまた、エコな取り組みに賛同する人が集ったからこそなのではないかと思います^^
また築地本願寺は、「SDGs*に参画するお寺」として、これからも様々なエコな取り組みを行っていくそうです!
今後の展開から目が離せませんね♪
*SDGs:持続可能な開発目標のこと。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。(参考:外務省「SDGsとは?」)
梱包作業
今回私はエコステーションの他に、ecotoneの方およびエコボランティアスタッフ1人の3人でリユース食器の梱包作業を担当しました。
ecotoneさんが京都を拠点としていることもあり、食器の洗浄は京都で行われます。
そのため、使用済みの食器を一定数ずつ箱詰めし、洗浄工場へ送る準備をしました。
(梱包されるsalesforceさんのロゴ入りカップ)
一見簡単そうな作業ですが、別なサイズや別なデザイン、はたまた使い捨てのよく似たカップが紛れ込んでいることもあり、それらを見抜けるようになるまでは少々時間を要します。
しかし、慣れてくるとお手の物!
次々回収されてくるリユース食器を箱詰めするのが楽しくなってきます♪
こちらのリユース食器は、「ごみゼロ」を掲げる京都の祇園祭や大阪の天神祭等のイベントで既に導入されています。
本大会ではこの取り組みをした結果、昨年度と比べて、40%ごみの量が減少しました。(築地本願寺の方の後日談より)
そう考えると、リユース食器がどれだけごみ削減に貢献しているかが明らかですよね^^
来年は世界的なスポーツの祭典開催中に行われることが決まった本大会。
それまでにますます多くの方にこの取り組みを知っていただき、ごみ削減への意識が高まることが期待されています。
最後の最後まで楽しいボランティア
ボランティア活動終了後、築地本願寺およびecotoneの方々からお話をいただき、その日のエコボランティアスタッフの皆様と一緒に記念撮影をしました。
写真撮影を担当してくださったのは、築地本願寺の若いお坊さんでした。
撮影時には、築地本願寺らしく合掌ポーズをし、かけ声は「本願寺ー(ほんがんじー)」。
しかし、それだけではないのです!
「はい、チーズ」ではなく「はい、坊主(ぼーず)」というパターンまであり、最後の最後まで楽しいボランティア活動になりました。
来年も機会があったらまた参加したいです♪