「銀座の柳」成長日記~2021年春~
こんにちは。アクティブな活動はお休み中のHanes(ハネス)です。
4月に入ってから、花が咲き、木々が芽吹き、ますます春らしくなってきましたね。
中央区制40周年を記念して制定された区の木「やなぎ」や区の花「つつじ(さつきを含む)」も、区内のあらゆる場所で私たちを楽しませてくれています。
特にここ数日は風の吹く日も多く、柳がなびく様子はとても涼しげに目に映りました。
西銀座通りが東京都のシンボルロードに指定され、柳が植樹され整備されたことを記念して、2006年以降の5月5日には「銀座柳まつり」が開催されてきました。
そこでは、西銀座通りに実際に植えられている柳から、直接一本一本剪定して育てた「銀座の柳」の苗木プレゼントというとても魅力的なイベントもあり、このブログの読者の方の中にもその苗木をいただいたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
銀座の柳の苗木配布時の様子(2018年)
昨年は残念ながら「銀座柳まつり」は中止となり、「今年は家で楽しもう!『柳』ー全国に広がる銀座のシンボル」にて、中央区内のみならず、日本全国で青々とした葉をつける銀座の柳をご紹介しました。
(※2021年4月6日時点で、「銀座柳まつり」の開催状況はまだ発表されていません。今年度開催予定のイベント一覧はこちらから。)
各地に寄贈された柳が災害などを乗り越え育つ一方で、イベントで配布された柳の苗木が今どうなっているのか気になりませんか?
私は特派員活動を始めた2018年に初めて銀座の柳の苗木をいただき、ベランダで育ててみましたが、日光不足が原因で思うように育ちませんでした。
そこで2019年は、新たにいただいた柳をよりよい環境&管理人(両親)下の実家に預けることを決意!
2年経った今、実家の銀座の柳はどれほど成長したのでしょうか?
いただいた当時15cm足らずだった柳ですが...
この2年で約160cmにまで成長!私の身長を抜かすのも時間の問題となりました。
数本は玄関の横で鉢植えにして育てており、倒れないようにビニールテープで支えています。
その一方、庭に植えた柳も負けじと成長。
周囲の木々にはまだ追いつきませんが、空を目指して順調に伸びていく茎や葉に、みなぎる生命力を感じます。
しかし、その行く手を阻む敵が出現。
それが、色や形がバナナに似ていることから「バナナ虫」としても知られるツマグロオオヨコバイ!
(虫が苦手な方は閲覧要注意!)
植物の汁液を吸うそうなので、柳に害が及ばないか心配です。
さらにこの虫ですが、撮影しようとカメラを向けてピントを合わせているうちにしれっと背を向けるので抜け目がないのです(笑)
しかし詳しく調べてみると、敵が近づくと一旦静止し、横に這って移動する習性があるのだそう。
「ヨコバイ」と呼ばれる理由に納得しました。
今のところ柳は目立った害もなく成長していますが、これからどうなることやら。
いつの日か実家の窓から立派な銀座の柳を見ることができる日を夢見て、今後も定期的に成長を観察していきます!(管理は両親任せです(笑))
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