Hanes

「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)
~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


こんにちは。アクティブ特派員のHanes(ハネス)です。
「『果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会』レポート(前編)~おもてなし光る!本番前日のお楽しみ・歓迎イベント~」に引き続き、本記事では大会当日の様子をレポートしていきます。

今回、マラソン初心者かつ市民マラソン初出場の私がエントリーしたのは、完走できそうな5kmの部。
東北とはいえ、6月上旬の晴れの日には気温が20度~25度にまで上がり、汗ばむ陽気になるため、無理をしないのが一番!
今回は3km、5km、ハーフの3部門があり、その中で最初にスタートするのが5kmの部。
開会式が7時20分から、スタートが8時10分からということで、早めにホテルを出発し、大会会場となる陸上自衛隊神町駐屯地へ向かいました。

朝早くからボランティアの方々や陸上自衛隊の方々が会場の準備をし、温かく迎えてくださいました。
会場には多くのランナーの姿があり、初めての市民マラソンに気分が高まります!
開会式までに時間的余裕があったので、本大会参加者のうち中央区内在住・在勤・在学者を対象に配布された「中央区オリジナルTシャツ」(要事前申請)を着たランナーの方々を探し、お声かけさせていただきました。
ご家族、ご夫婦、職場の同僚と参加された方々約10名とお話しし、写真を撮ったり、お互いに完走祈願をし合ったりしました。
ランニングクラブではありませんが、おそろいのTシャツを着ていると不思議と仲間意識がわいてきて、離れた地でも中央区という共通点をきっかけに交流できて良いですね♪
お忙しい中、記念になる素敵なTシャツを準備・発送してくださった中央区役所の方々に感謝!

そして、オープニング・開会式では、昨日の歓迎セレモニー・歓迎レセプション同様、主催者やゲストランナーの方々からのご挨拶、来賓紹介、健康上の注意、競技上の注意等がありました。
今回は、瀬古利彦さん(DeNAアスレティックスエリート アドバイザー)も合流。
中央区からは、区民部長がいらしていました。

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


激励の言葉の他、エイドやおもてなしの素晴らしさに関するお話や熱中症に対する注意喚起がありました。
本大会で何度もご一緒しているという瀬古さんと金さんは壇上で面白いかけ合いを見せてくださいました。
瀬古さんが指さす先には冠雪した月山が見えるのですが、それは東根市長が白く色を塗ってきた山だとか(笑)
しかし、6月上旬にしてまだ雪山が楽しめるとは予想だにしていなかったので驚くとともに、山形県の雄大な自然を視覚的にも楽しみました。
(月山は、羽黒山、湯殿山とともに構成される出羽三山のひとつで、羽黒山には中央区との関係があります。詳しくは「【遠足シリーズ第10弾】東北各地を旅して楽しむ中央区史跡」をご覧ください。)

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


そして開会式後はすかさずスタート地点へ移動!
事前に申告しておいたタイムごとにグループ分けされており、その順番で並びます。
嵐の「Happiness」等モチベーションを上げてくれるような曲が流れ、皆でジャンプしたり、周囲のランナーとハイタッチをしたり、分・秒単位でカウントダウンしたりしながらスタートの合図を待ちます。
号砲は、陸上自衛隊の方が担当。今回は運営側に徹しているため走らず、普段ゴールドジムで鍛えている筋肉の力を込めて号砲の引き金を引くと意気込みを語りました。

本大会の魅力のひとつは、ハーフマラソンでさくらんぼをはじめとする観光果樹園がたちならぶフルーツラインと呼ばれるコースを走れること。
5kmは短いこともあり駐屯地の敷地内で完結するコースでしたが、普段駐屯地内で走れる機会はそうそうないので、多くのランナーと共にスタートしてからは、変わりゆく景色を楽しみながら走りました。
5kmの折り返し地点はちょうど半分の2.5kmではなく、実は折り返してからが長い... コースの予習不足でした!

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


普段はマラソン大会やランニングイベントのボランティアをする側で、ランナーの方々からお礼の言葉をいただくことが多いので、今回は「ボランティアありがとうございます」とお礼を言いながら走ってみました。
また、大会公式カメラマンに撮影されるのも初めて!
中央区からいらした方に教えていただいたさくらんぼポーズ等をしてカメラ目線をしてみました(笑)

FINISHの文字が見えたところでスピードアップしたところ、西から吹いてきたやや強い風でランニング用サンバイザーが飛ばされ、少々タイムロス...
しかし、都内で走るより汗をかかず快適に走れ、自己ベストの更新はなりませんでしたが、無事に目標としていた時間内で完走することができました♪
安全に楽しく走れることが一番ですね!

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


風に吹かれて走った後なので髪の毛がひどいことになっていますが、「CHUO CITY RUNNER」と書かれた中央区オリジナルTシャツの背中側をアピールした写真も撮っていただきました!

その後、都内の週末ランでご一緒している方と合流し、ハーフマラソンの応援へ。
ゴールでは、2010年代に流行ったお気に入りのグループの洋楽も流れており、走り終わってもなお気分が上がります。
中央区オリジナルTシャツで走っている方々を見つけては、他のランナーさんとは異なる声援をかけました。
中には気づいてくださった方もいて嬉しかったです♪

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


そして、市民マラソンの楽しみのひとつでもある参加賞も忘れずにいただいてきました。
立派な大会プログラム、ミズノ社製大会記念Tシャツ、GI東根さくらんぼ「佐藤錦」、山形県産米「つや姫」を使用したおにぎり2個、スクラッチくじ、いろはすと盛りだくさん。
大会記念Tシャツは、第20回大会に相応しく、特別感のあるデザイン(詳しくはこちらから)!
さくらんぼのようなルビーレッドの色地に、きらめくゴールドでプリントされた王冠と20thの文字が目を引きます。

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


本大会に名を冠するさくらんぼは、つやつやしていてジューシー!
いくつでも食べられる上品な甘さがたまらず、まさに旬の味覚でした。
おにぎりは、シンプルな塩味とゆかり味。
ブランド米そのものの旨みを十分に堪能できて贅沢ですね。
「つや姫」は粒が大きく、冷めても硬くならず、風味が落ちないのが特徴だそうで、美味しくいただきました。
炊き立てならなおさら美味しいのではないでしょうか?
幸い中央区内には山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」があるので、こちらで「つや姫」を購入できるのも嬉しいです。

スクラッチくじでは、東根市のイメージキャラクター「タントくん」が出て、ジャパンクリエイトさん提供のさくらんぼを思わせる色の特製エコバッグをいただきました。

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


賞品は、参加者、優勝者、入賞者のみならず、特別賞となる高齢者賞(5kmは80歳以上、ハーフは70歳以上が対象)、遠来者賞(沖縄・九州・四国・中国地方からの参加者が対象)、20回連続出場者賞、さらには飛び賞や第20回記念大会として各部門20位の方々に贈呈される中央区長賞(絵はがき、手ぬぐい、漆塗箸・箸置き、その他セット)まで!
プログラムには友好都市として中央区に関するページもあり、異なる特色を持ったエリアを擁し、江戸開府以来、400年以上にわたり日本の文化・商業・情報の中心として発展してきた旨が紹介されていました。

また、会場内には飲食、観光、物産、マラソン、スポーツ用品、協賛企業等の17ブースが出展!
さくらんぼのかき氷、山形牛、玉こんにゃく、冷たい肉そばといったご当地グルメはどれも美味しそうで、限定500食の自衛隊特製カレーは長蛇の列ができるほど大人気。
走り終わって疲れている中、移動せず会場内で食べ物や飲み物などが楽しめるのはありがたいですね♪

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


最後のお楽しみイベントでは再びじゃんけん大会に参加!
閉会式が終わるまで会場に残り、初めての市民マラソンを余すところなく堪能してから帰路につきました。

すると、出口ではボランティアの方が「ありがとさま!また来てけらっしゃい!」と山形の方言が書かれた横断幕を持ってお見送りしてくださいました。
とても楽しい2日間だったので、早々と来年もまた訪問したいと思いました。

 「果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会」レポート(後編)~中央区からの遠征組も初夏の東根市を駆ける~


主催者挨拶にもありましたが、本大会はリピーター率の高い大会だそうです。
また、都道府県別に見てみると、東京からエントリーした方は合計667名と、山形県、宮城県に次いで3番目に多かったです。
大会後に参加した都内の週末ランでは、2週続けて大会記念Tシャツを着ているランナーを数名お見かけし、Tシャツがきっかけで交流する機会が生まれることもありました。
都内にお住いの方も結構注目しているマラソン大会なのですね♪

何より新幹線と旅館がパックになった公認ツアーが組まれているので、東京からの遠征も楽々。
また、さくらんぼ狩りを兼ねて、中央区からご家族で参加するのも楽しそうですね。
大会終了後も数週間は余韻に浸る等、総じてとても楽しい思い出が残り、市民マラソンデビューにはぴったりの大会だったと思います。

そして、なんと言ってもおもてなしが光る本大会を通し、中央区観光協会特派員としておもてなしの心を持って中央区にお越しになる方々と接しようと改めて思いました。
いつもはボランティア側ですが、初めて参加者側に立つことで、地元の方々のご協力のありがたさや行き先での温かな歓迎が如何に大きいか再確認することができました。

最後になりますが、本大会の主催者の皆様、ボランティアの皆様、東根市の皆様ありがとうございました!
来年は友好都市・中央区からの参加者がもっと増えますように!

※本大会については、果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会実行委員会からの許可を得てご紹介しております。

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