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大観音寺というと、鎌倉時代の作と推定され、明治維新後の神仏分離令により鶴岡八幡宮からこの地に安置されたご本尊・鉄造菩薩頭（都指定文化財）で知られています。
東日本大震災の際には、他の仏具はそのままにして、このご本尊だけが真東に向きを変えたというエピソードでも知られ、「平成の不思議顕現」と呼ばれています。
この出来事を受けて11日がご開帳日に加わり、毎月11日と17日にはお扉が開かれ、どなた様でもお参りすることができます。
また、江戸三十三観音第三番札所の寺院ともなっており、人形供養でも有名ですね。

そして今回完走祈願をした韋駄天の祠は、1983年に建立され、今年で40年を迎えました。
建立理由ははっきりしていないようですが、今ではランナーの聖地として親しまれています。

社務所のガラス窓には、2010年1月13日の東京新聞の切り抜きが貼られており、「人形町・大観音寺　市民ランナー続々」、「韋駄天に　駆け込み」、「東京マラソン31キロ地点鎮座　祈り届けば完走確実！？」といった見出しが目に飛び込んできました。
ご参拝の際には、ぜひ新聞の切り抜きもチェックしてみてくださいね♪

そもそも韋駄天が俊足の神とされたのには、京都の泉涌寺にて捷疾鬼が仏舎利を盗んで逃げた際、韋駄天が追いかけて取り戻したという逸話がもとになっています。
そのような京都繋がりがあってのことでしょうか... 祠の北側には比叡山回峰行の北嶺行者の方より奉納された護法草履があります。

社務所では、ガーゼ手拭い、韋駄天朱印帳、蛍光アームバンド（夜間のランニング用）、肌守、木札守、厨房守護札（台所に食料調達の神・韋駄天）など、韋駄天に関する授与品もあります！

詳細につきましては、子連れ特派員のえだまめさんによる今年3月の記事「東京マラソンEXPO2023『中央区観光協会ブース』のご紹介！」をご覧ください。
夏は比較的マラソン大会の少ない季節ですが、今後マラソン大会や陸上競技大会を控えていらっしゃる方は、大観音寺で完走や好成績を祈願してみませんか？

ここで祈願したこともあり、私自身さくらんぼマラソン大会では無事に完走できました。
大会の詳細については、記事を改めてご紹介したいと思います。

※本記事内の情報は、2023年6月1日時点のものです。

大観音寺
住所：東京都中央区日本橋人形町1-18-9
電話番号：03-3667-7989
アクセス：東京メトロ日比谷線、都営浅草線人形町駅A2、A6出口から徒歩2分