サム

2023「将軍の御庭で栗名月を愛でる」光と影の演出

 2023「将軍の御庭で栗名月を愛でる」光と影の演出

 江戸時代、十五夜とともに親しまれていた十三夜(別名栗名月 今年は10月27日)を挟む10月25日~29日の期間、浜離宮恩賜庭園では、開園を21:00まで延長して、夜のお月見散歩をテーマとした観月イベントが開催中です。                     大手門出入口と潮入の池周辺に至る夜間園路がライトアップされ、園内随所に植栽され庭師により丹精込め手入れされた松の枝葉が、繊細に照らし出されています。                松の御茶屋の障子戸に将軍のシルエットが期間中不定期で浮かび上がる演出がなされ、潮入の池畔の芝生エリアには「お月見台」が設置され、お供えも展示されています。            ①10月25日には、大泉水の眺望が良く、美しい水景を眺めることができる松の御茶屋の内部見学及び夜間ならではの見どころの案内「お月見特別ガイドツアー」、②10月27·28·29日には、和船に乗った三人の楽人が、かつて将軍が園内で楽しんだと言われる「船上雅楽」の再現、③10月29日には「松の御茶屋でお点前拝見」等のイベントが組まれています。                                     中島の御茶屋では期間中お月見をイメージした期間限定和菓子の他、日本酒と和三盆を楽しむ夜の特別メニューが提供され、延遼館跡、可美真手命銅像付近の「お月見処」では、キッチンカー及び臨時売店が出店し、鳥獣戯画風デザインのイベント限定提灯等も販売されています。