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【子連れで楽しむ中央区】#14:グロースリンクかちどき(勝どき一丁目)

[お染] 2017年3月22日 12:00

中央区で子育てして3年(特派員も3年!)経ちました。
日々の暮らしの中、一人でこなさなければならないことも多くてプレッシャーも大きいですが、
いつも思うことは、中央区は地域のサポートがたくさんあるということです。
それは、行政であったり、お店などのサービスであったり、街の人達の親切であったり、
形は様々ですが、これまでもたくさん助けていただきました本当に感謝です。

     

今回はそんなありがたいサポートの一つである「グロースリンクかちどき」をご紹介します。

「グロースリンクかちどき」は、子育てを社会全体で分かち合う地域社会を創る、というコンセプトの子育て支援施設です。

    

こちらには習い事やレンタルガーデンなどもあるようですが、先日「プレイホール」を利用しましたので、
そのご紹介をします。


プレイホールを利用するには、まず会員になります☆
あらかじめWebで登録申し込みをして、1ヵ月以内に事務室で登録料1500を支払って手続きを完了し、
会員カードを受け取ります。(Webの事前申し込みなしだと2000円になっちゃうので注意!)
一度登録すると、更新料や年会費無しで、0歳から小学2年生までずっと遊べます。

    

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授乳室、オムツ替えスペースもあります。

     

プレイホールは、部屋のまんなかに、巨大なロープのジャングルジム(3階建て!)があり、
ハイハイの赤ちゃんも安心して楽しめるスペースや絵本コーナー、ホットカーペットが暖かい
積み木遊びゾーンなどがあります。

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図書コーナーには絵本とともに大人向けのおもしろそうな本もあって、親もくつろげてしまいます。

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このイスに座っていたら、他のお子さんが寄ってきて、どんな工夫をして遊んでいるのか、などお話してくれました。

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子供たちが「天国」と言っていた3階部分。スロープをぐるぐる進んで登っていきます。

ロープのジャングルジムは大人が乗っても大丈夫で、安全です。
...が、3階は正直私がこわくて、網にへばりついて動けませんでした(笑)
すると女の子が「私は5歳だから平気なの!でも3歳のときはこうやってつかまってたんだよ。」
と勇気づけてくれまして...(^^;) 我が家のチビさんは他のお子さんの様子を見てすぐに馴染んでいき、
子供たちは余裕でジャンプしたりしていました。

おもしろそうだったのは網のハンモックです。納まると落ち着くらしいです。^^

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我が家のチビさんは、周りのお子さんにつられてハンモックの中に入ってみたものの、
少しこわかったみたいでした。でも、はじめは様子伺いまくりだったのが、
トンネルもあっという間に克服してサクサク渡っていましたし、
2階からのびているパイプ状の滑り台も颯爽とすべっていました。

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子供って、子供から学んでいますよね。そしてほんとうに成長が早いです。

    

また、親が同伴して利用する施設ですが、スタッフの方も見守ってくださっています。
危ないことをしていたら注意してくださっている場面もあり、子供にきちんと向き合ってくれているんだと
安心しました。ほんとは親の役目なのですが、、、正直手に負えないこともあるので、関わっていただいて
とても助かります。まさに「孤育て」が解消されている一例だと思います。

     

他のお子さんや大人との小さな交流は、子供にとっても親にとってもありがたいものです。

    

今回ご紹介したプレイホールだけでなく、外のじゃぶじゃぶ池や、ならいごとなどにも
また遊びに来たいと思います。
区内はもちろん、区外のお子様連れの皆様にもおススメです。

    

◆グロースリンクかちどき
HP:http://growthlink.jp/
住所:中央区勝どき1-3-1 アパートメンツタワー勝どき 1F
都営大江戸線「勝どき」駅下車 晴海通りを勝どき橋方面に向かって数分歩き、右手奥(TSUTAYAのあたり)にあります。

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【時を超える親心】一石橋迷子しらせ石標(八重洲一丁目)

[お染] 2017年3月 1日 18:00

先日、歌舞伎「雙子隅田川」という演目を見て涙したお染です(^^;)

  

「雙子隅田川」では幼い梅若丸が人買いにさらわれてしまうのですが、
イヤホンガイドによると江戸時代にはこのようなことが実際にあったそうで...
なんてこと!!!!!(>_<)

    

八重洲一丁目にある一石橋のたもと(日銀じゃない方です)には、

江戸時代の 「一石橋迷子しらせ石標」 が残され、東京都の指定文化財になっています。

    

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石標の正面には 「満よひ子の志るべ」 、左側には 「たづぬる方」 、右側には 「志らす類(しらする)方」 と彫ってあります。
上が窪みになっていて、迷子になった子の特徴などを書いた紙を張るようになっています。

    

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湯島天神や浅草寺、両国橋橋詰にも同様の物があったそうですが、現存するのはここのみ。

   

    

江戸時代は今ほど情報網が発達していないから迷子が多かったのかなと思っていたのですが、まさかそんなことが横行していたなんて...(>_<)

    

この石標に貼ってもみつからなかったら、人買いの仕業の可能性が高かったんだそうです。
親やはぐれた子供の気持ちを思うとたまらなく、このようなことは世界中どこでもあってはならないと強く思いました。
直視するとブルーになる部分もありますけど、こういった文化財を通じて、忘れずに伝え続けていきたいですね。

     

    
一石橋 は、北に幕府金座御用の後藤庄三郎、 南に幕府御用呉服所の後藤縫殿助の屋敷があり、後藤さんが2人だから、後藤をもじって、五斗+五斗=一石と名付けられたとのこと。

    

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江戸っ子の粋なネーミングですね^^

    

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北に日本銀行、南に呉服橋交差点が、今に見られる名残りでしょうか。
五斗は90リットルで一石は180リットルだそうです。

    

     
子連れ狼のオープニング曲で歌われている
「ててご(父御)と ははご(母御)と ごとごとと いっこくば~しでまてばよい♪」

    

「ごとごと」は乳母車のゴトゴトだと思いますが、一石橋の橋名の由来を考えると「五斗と五斗」
なんですかね。
そして、拝一刀かっこよすぎ。。。私も子育て頑張るよ p(`・ω・´)q

    

    

歌舞伎観劇から始まり、いろいろなことを考えました。
中央区には有形・無形、様々な文化財がありますので、皆様も街歩きを味わってみてください^^

    

    
◆一石橋迷子しらせ石標
所在地:中央区八重洲一町目十一番地先

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