月島と言えば「もんじゃ」でしょうが、今回隠れた月島のB級グルメ
「レバーフライ」と「煮込み」をまとめて食べてきたのでレポートします。
■レバーフライ
特派員のバイブル?『中央区ものしり百科』によると、
大正の初めのころに西仲通りの露店で売られるようになった「肉フライ」が始まりとされ、その後レバーフライになりました。
月島のご当地グルメということで、前から一度食べてみたいと思っていました。
月島でレバーフライを提供してる店は、「味の王道」「ひさご家阿部」の2店のみ確認できました。
味の王道は、居酒屋スタイルなので、店内でビールとともに頂けます。
ご主人の話では、2店の他に、「げん(?といっていたような)」という店もやって
いるそうですが、(大体の場所を聞いたものの)見つけることができませんでした。
なぜかネットでも見つからずでした(どこか間違っているのかも)。
地元の人は夕食のおかずにスーパーでレバーフライを買うと後述の「げんき」の女将さんは言ってました。
また、昔はレバーフライの店がもっとあったのですが、店主の高齢化とともに殆どは店をたたんでしまったとのこと。残念です。持ち帰りでなければ、他の料理屋さんでもサイドメニューとして注文できる店があるかもわかりませんが、確認はしていません。
今回、味の王道とひさご家阿部の両方でレバーフライを食べてみました。
味の王道は、牛のレバーを使っていて、カツレツ風に料理したものをレバーフライとして出しています。串にはさしていません。ご主人によると、最初「レバーカツ」で売ってましたが、月島だとレバーフライとした方がいいということで、こちらにしたそうです。スジを残したコリコリタイプとスジを残さない(コロッケ?)タイプの2種類が楽しめます。
私は、両方を一皿で楽しめる「レバレバ」を注文しました。今回は、店内でビールとともに美味しく頂きました。
※料理の写真は1切れ食べてしまっています。申し訳ありません。。。
ひさご家阿部は、50年以上の老舗で昔からの伝統の味を守っています。
持ち帰り専門で、豚のレバーを使っており、串に刺して出てきます。
持ち帰り専門ではありますが、店先にベンチがあるので、そこで座って食べることもできます。
一本だけ頼んで、備え付けの辛子とともに美味しく頂くとともに、4本を持ち帰り用に包んで頂きました。
ひさご家阿部は、昔は月島にありましたが、今は佃の方に移ったので、現住所は佃になりますのでご注意を。
■煮込み
月島で「もんじゃ」以外を探すなら「煮込み」があるよと味の王道のご主人から聞きました。
モツ煮込みの「げんき」がいいよとのこと。
また、串に刺して煮込むのが月島流だそうです。
「げんき」にも行ってきました。
西仲通りから一本清澄通り側にある道に向かうとある路地に面した小さな店で、小さなカウンターに丸椅子を並べただけの店で雰囲気最高です。
開店前の仕込み中だと知らずに「注文できますか」と聞いたら、
「まだなんだけどせっかく来てくれたから」と、3本だけ食べさせて貰いました。
3本とは、「牛モツ(小腸)」「牛フワ(肺)」「牛なんこつ」。
こちらもおいしく頂きました。「フワ」って珍しいですよね。
(ビールと一緒だと最高と思いましたが、開店前なので遠慮しました。。)
尚、げんきでは飲み物は持ち込むのが基本で、店では料理(串にささった煮込み)を注文するのがスタイルとのこと。(持ち込んだ飲み物が足りなくなった場合は、ハイボールと日本酒を注文してくださいとのことです)
※すみません。げんきさんでは、料理も店も写真を撮り忘れてしまいました。。。
文章からご想像ください
レバーフライも煮込みも、お酒の最高のお供ですね(特にビールか?)。
月島界隈(佃にも)には古い昭和な町並みが沢山残っており、細い路地と軒先の植木、
看板建築が目白押しです。
もんじゃのみならず、レバーフライや煮込みを昭和な雰囲気の中で食べるというの
も、一つの楽しみになりませんか?