[お江戸のマーシャ・堀内]
2016年2月26日 12:00
COREDO室町3の4階にある千葉銀行さんの"ひまわりギャラリー"に寄ってきました。
というのは、「日本橋物の怪群像絵図」(満尾洋之展)という漫画が目に入ったからです。
日本橋麒麟像の辺りを舞台に、妖怪たちが人間とともになにやら滑ったり転んだり、
これは大風が吹いているところなのか、ゲゲゲの鬼太郎世代の私には、
とてもホットさせてくれるアートでした。
ストレスの多い社会においては、このような別世界に浸る時間が、少しでもあればとても楽しく時が経つような気がします。
日本橋室町界隈でお昼をいただいた後、少し休みがてら、違う世界のアートスペースに
出かけてみては如何ですか、この妖怪たちは3/21まで待っていてくれますよ。
(入場無料、月曜日はお休み、千葉在住のアーティスト中心に、約一ヶ月ごとに展示が入れ替わるようです)
http://www.chibabank.co.jp/company/csr/gallery/
(←クリックすると大きくなります)
[お江戸のマーシャ・堀内]
2016年2月17日 14:00
2月13日の午後、中央観光協会主催のまち歩きツアーの体験型パターン;"銀座でアンパンつくりとカクテルつくり体験!"
を十二分に楽しんできました!!
夕方、春一番に誘われて、銀座は優しい雰囲気の中、酒種あんぱんで有名な銀座4丁目の「木村屋」さんの4階へ、少々遅刻気味、エプロン姿でアンパンつくりに参加です。
「木村屋」さんは、明治2年創業の老舗です、幕末の横浜開港とともに、西洋のパン作り技術が入って来たころから営んでおられるということですね。
アンパン作りのお師匠さんのご指導を頂きながら、アンパンがあの茶色に焼きあがるまでは、写真のような赤ちゃんの柔肌のような下地、幾分酒麹(こうじ)の香りがホノカに香ります。
その下地に甘いあんこを包み込んで、あとは桜の塩付け葉っぱを真ん中に載せて出来上がり!7階の焼き釜で焼かれます。
そして、1階で、明日朝食のパンの仕込みをいたしました。いつもながら、沢山のお客さん、外人さんも一杯です。
木村屋 http://www.ginzakimuraya.jp/bakery/index.html
(←自分でつくったあんぱん)
アンパンの二時間焼き上がりまでは、銀座2丁目の「砂漠の薔薇」で、カクテル作りを体験、ここは食事もできるダイニングBAR、
写真のとおり、かっこいい大人の雰囲気のカウンターで、バーボンをベースにしたNew Yorkをシェイク・Shaking、銀座のバーでカクテル作りを
体験したのでした。銀座には450ものバーがあるようですが、こういうふうにいい感じのお店を知っていると、
なにかの記念日には気楽に一杯、という感じで、また寄って見たいなと思うようになりました。
「砂漠の薔薇」のバーテンダーさん、やはり好きこそものの上手なれ、というようなお話を聞かせていただきました。
http://www.sabakunobara.jp/
●翌朝は早めの朝食、自分の作った5個のアンパン+α、美味しい!の一言、心に余裕のある時間でした。
また、このような体験型まち歩きツアー、春の到来とともに楽しみにします。
[お江戸のマーシャ・堀内]
2016年2月12日 16:00
二月も立春を過ぎ、桜の季節まで三寒四温を繰り返す頃となりました。
三井記念美術館で、2月6日から始まった展示会で、ひな人形、ひな道具を見に行ってきました。
まず、ひな祭りについてですが、これは女の子の健康と幸福を祈って行われる三月三日で、
桃の節句ともいい、五節句の一つです。
古代中国では、三月最初の巳の日に川に入って穢れを祓う風習があり、それが平安時代に日本に伝わり、
ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひなあられ、菱餅、白酒が添えられてお祝いをするという独特の行事となりました。
ひな段飾りというのは、元禄の頃から始まったもののようです。
いずれの人形もきらびやかで、顔立ちもは"凛々しい"という言葉が合っているように想いました。
中でも、幅3メートル、5段のひな段飾りは圧巻の素晴らしさです、是非ご覧ください。
説明書きに有ったのですが、幾つかの人形は、江戸時代の十軒店(日本橋3丁目あたり)の職人の手による雛人形と
書かれており、このあたりは、商人と職人の町だったのだという事を改めて感じた日でした。
「内裏雛」 三世大木平藏製 明治28年(1895)三井記念美術館蔵
「内裏雛(女雛)」五世大木平藏製 昭和9 年(1934) 三井記念美術館蔵
「紫宸殿雛人形」 五世大木平藏製 昭和9 年(1934) 三井記念美術館蔵
「三井好 都のにしき 尽きぬ名残」水野年方筆 明治時代・20世紀 三井記念美術館蔵
「色絵鶴向付」沈壽官造 近代 三井記念美術館蔵
また、三井家の薩摩焼も展示されています。豊臣秀吉晩年の朝鮮出兵後、薩摩にその技術をもたらしたのは
朝鮮の陶工によるものだったということです、そういえば、司馬遼太郎の沈壽官さん(写真の中の"色絵鶴向付"がその作品)
のことについて書いている作品があるのを思い出しました、心温まる作品です、読んでみてください。
三井記念美術館→最寄駅は地下鉄銀座線の三越前駅
詳細はこちら URL http://www.mitsui-museum.jp/
※各画像は三井記念美術館様の所有となります。二次利用は固くお断り申し上げます。