日本橋大伝馬町で、去る5/27に「くされ市」が開催されました!
くされ市とは、江戸中期から続く「べったら市」の前身となる祭りです。べったら市は10月に行われ、商売繁盛を願う近隣住民が恵比寿様を祀り、親しい人を招いて慰労会などを行う「恵比寿講」の前日に立つ市です。恵比寿講や年末の必需品、べったら漬けなど様々なものが売られ、現在でも大変な賑わいを見せています。その前身が「くされ市」でした。ガラクタや河岸の売れ残りを売っていたことからそう呼ばれたそうです。
そのくされ市が、四年前に復活。秋のべったら市と対になるように、新緑の5月に行われるようになりました!
さて、現代のくされ市は、くされなどとんでもなく、中央区有数のハイレベルなグルメ祭りになっています。開催場所は小伝馬町駅から歩いてすぐの恵比寿通り。細く短い通りで、規模は小さいです。
が!しかし!
出店レベルが凄いのです。いわゆるイベントグルメではなく、近隣の老舗・人気店が本気の味をお安く提供してくれるのです。どこで食べても大変美味しい。ハズレがない。イートインも持ち帰りもあり。素晴らしい!
具体的な出店は公式サイトでご確認下さい。→日本橋くされ市
日八会を筆頭に、ラ・ファリーナ、レストラン桂、萬来仙閣、日本橋弁松、そして今、大注目!のとうとう、社員食堂。
食品系で一番人気だったのは生協の激安販売でした。
イートインコーナーはこちら。涼しいです。
物販も大充実です。
けん玉、バッグ、スケッチブックやハンコなどの上等品がお安く並べられています。購入したスケッチブックに、自由にハンコを押せるサービスもあり!
べったら市より規模も人も少ないので、のんびりブラつけます。お子様向けのコーナーもあり。
この通りには、大人気のガラスメーカー、HARIOのショップもあります。
そして、アート好きにはたまらないみうらじろうギャラリーも。
現在は、美人画ボーダレス出版記念展を開催中です。当世大人気の美人画絵師さんたちが肉筆の競演を繰り広げており、大変甘美な空間になっています。詳しくは公式サイトをご確認ください。→みうらじろうギャラリー
くされ市が開催されている恵比寿通りから日本橋三越あたりまでは、歩いて10分足らずです。この市は、開催時間が11時〜17時と、とっても健全!5月の太陽のもと、のんびりと美味しいご飯とお得なお買い物、ギャラリー巡りを。来年も開催されますので、ご興味のある方はぜひ遊びにいらして下さい。早めの時間がおすすめです!