[小猿]
2018年9月25日 12:00
今回ご紹介するのは、私の第1回のブログにご登場願った「海老屋美術店」さんです。この海老屋さん、創業は延宝元年(1673年)、京都で御所にお道具を調達していたのが、明治になって、天皇陛下の上京とともに日本橋へ移られた、というお店で、現在の店主、三宅正洋さんは九代目です。
毎年、「がらくた市」と称して大セールをされているのですが、今年は「海老屋のあきまつりッ!!」と名前を変えて開催されます。
去年の戦利品です。染付の大鉢は何と千円! ご主人が自ら全国を回って集められた骨董品、家具、食器類、茶道具、版画、絵画、和布の製品などなど、盛り沢山の品々が並びます。日本橋に縁がある物を、骨董品を多くの人に触れて欲しい、との想いが込められています。見るだけでも楽しく、懐かしく、粋なあきまつりッ、に皆さんもせひお出かけください。
「海老屋美術店あきまつりッ!!」 9月25日(火) 9時~17時
9月26日(水) 10時~17時
海老屋美術店 日本橋室町3-2-18 ℡ 03-3241-6543
[小猿]
2018年9月22日 09:00
9月も半ばになって、ようやく秋の気配のこの頃、日本橋の夏の風物詩の金魚は, , , 今も元気,に泳いでいました。江戸の知恵に習い、五感で涼を楽しもうという 「ECO EDO 日本橋 2018」、アートアクアリウム始め、金魚スイーツ&バルにたくさんのお店が参加して、今月24日までのお祭りです。
今年は提灯が金鳥とコラボしていました。(白いのが日本橋の夏、赤いのが金鳥の夏)大日本除虫菊株式会社(金鳥)は東京支社が日本橋にあり、蚊取り線香「金鳥の渦巻」はエコ商品の先駆けとして、発売から100年以上、今も多くの家庭で使われていますね。
玉いの穴子ちらし寿司 工芸菓子の金魚
金魚のような、これは鯛のかまぼこです(日本橋とやま館) スィーツも秋の色に(三井記念美術館カフェと門前茶屋 雲母橋カフェ) にて
日本橋金魚スィーツ&バルメューを食べてシールを3つ集め、日本橋案内所で豪華賞品が当たる抽選会に参加しましょう。
[小猿]
2018年9月11日 14:00
市場閉場まで残り1ヶ月となった築地市場へ行ってきました。 まずは築地本願寺のカフェの朝粥定食で腹ごしらえ。これは「18品の朝ごはん」と名付けられていて、お盆の上に色とりどりの小皿が並んで、食欲をそそります。18というのは阿弥陀さまの48の誓願のうち、第18番目「あなたを決して見捨てない。」との本願にちなんでいるそうです。
おかずの中には、つきじ松露の卵焼き、築地紀文のお魚とうふおぼろ揚げ、築地江戸一の甘口昆布の佃煮など築地市場の食材が使われています。 仏さまの願を味わい、満たされた朝食になりました、
築地本願寺カフェ Tsumugi は 営業時間8:00~21:00 モーニング8:00~11:00
次に向かったのは16年に中央区が作った「築地魚河岸」のビルを通り抜けて場内市場へ。昭和10年の開場以来、1日約3000トンの魚や野菜の取引がされていた所です。
月島や晴海のビルを背景に、業務用の車が行き交ってました。開場から83年が経過、建物や設備の老朽化や衛生面での課題が豊洲移転へとつながりました、ネズミもたくさん生息しており、解体時に周囲に逃げ出さないよう、ネズミ退治大作戦がくり広げられています。
東京ドーム5個分のこの敷地、豊洲に移転後は、東京オリンピック・パラリンピックの車両基地として使われる予定で、その後は未定です。場外市場はこのまま残るそうで、築地場外市場にするか、ほかの名称にするかの選挙をして、今月下旬に決まるようです。 これからも美味しい買い物が出来ることに安堵しながら、築地本願寺や、浜離宮も近く、外国人にも人気の観光スポットが発展してくれることを願ってます。
築地市場閉場は10月6日、豊洲市場への移転は10月11日です。