地元の人たちにはお馴染みの佃天台子育地蔵尊の境内、と云うよりも地蔵尊と共存しているのでないかと感じがする大銀杏。その幹周り、標高、樹齢を正確にご存知の方いらっしゃいますか?幹周りを測るにしてもぎっしりと囲いが出来ていて無理な話ですが。
ある日、テレビで地元のガイドの方が樹齢350年と説明されていたので私なりに思いついたことがあります。佃島が造成されたのは正保2年(1645年)と江戸東京事典に記載されてますから、ほとんど同時期に銀杏が植付けられたことになります。100間四方の小島に当時の漁師達が何の目的で銀杏を育てたのでしょうか?約150年後の佃の広重や北斎の絵を見てみると小さい島だけど緑の樹木が茂っている様に見えます。小さい島だけど漁師達が緑欲しさに沢山の苗を植えたのではないでしょうか?この銀杏だけが現在まで残った、としたらまさに地元の文化、伝統と共に生きてきたことになります。まさに天然記念物です。もっとも樹齢の判定はなかなか難しいと聞いてますが。何方か詳しい事ご存知でしょうか?都内には推定樹齢800年と云う銀杏が品川の光福寺に今も青々と育ってます。