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「夏越の祓(なごしのはらえ)」で、元気に夏を乗り切るぞ。

[小江戸板橋] 2013年6月26日 09:00

最初は、左足からまたいで左回り。

次に右足から右回り。

三周目は左足から左回り。

そして神前へ進みます。

 

神社の参道に、茅(かや)を束にして作った大きな円形の「茅の輪(ちのわ)」が飾られています。

清々しい茅の青さが、いつもとは違う異空間を創り出しています。

立てられた円の中を、八の字にぐるぐるっとくぐる面白さ。

子供たちは、キャッキャッと走りまわります。

「ここは神社だから静かに。」と、ぎゅっと手を握るのですが、私自身がなんとなくウキウキしてしまいます。

 

築地の波除稲荷神社の「茅の輪」は、6月7日から7月6日まで設けられているそうです。

この大きな輪、くぐるとどんな御利益があるのでしょうか。

「水無月の 夏越の祓 する人は 千歳の命 延ぶというなり」という歌があります。

縁起物の鶴と同じように、千年寿命が延びる。

茅のぐんぐん伸びる生命力が、除災の力として考えられてきたのでしょう。

千日間お参りしたと同じ御利益がある。

そう言われているのなら、やってみましょう。

罪だの穢れだの意識しないままに生活に追われる身ですが、定められたように行うと、何とはなしに「ありがたい」気持ちになってきます。

誰かに守られているという感覚を持つことが、大事なのでしょうか。

 

さて、波除稲荷神社は、夏越し大祭「つきじ獅子祭」がよく知られています。

今年は6月7日から10日にかけて執り行われ、勇壮な「千貫宮神輿の御巡行」が見られたとのことです。

特派員の「下町トム」さんが、子供神輿の様子をブログにアップしてくださいました。

千貫宮神輿は、今どこにあるのかといえば、本殿の左奥にある神輿庫に納まっています。

鳥居をくぐって右側の獅子殿には、高さ2.4メートルの「厄除天井大獅子」が、睨みを利かせています。

どんと座った獅子鼻の、迫力ある姿が見えますよ。

 

夏越の諸行事の納めの神事となるのが、7月の第一土曜日、今年は7月6日の「夏越の大祓式、大祓形代・海上形代流し」。

陰陽師の映画などで見る、形代(かたしろ)の登場です。

何か特別なパワーが生まれてきそうな予感です。

海に流すということは、七夕の行事にもつながっているのでしょう。

 

夏越の祓は、清々しく夏の仕度を整え、お盆にご先祖様の御霊をお迎えするため、心身を清める行事ともいいます。

きちんとお賽銭をあげてお参りしてきましたが、私、きれいになったのでしょうか。

 

   大丈夫!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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