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銀座で画廊めぐり

[小江戸板橋] 2013年12月 5日 09:00

平日の午後、穏やかな天候につられて、奥様を銀座にお誘いしました。

銀座5丁目から6丁目の通りを歩きながら、遅いランチをしたりウインドーを覗き込んだり、小春日和の温もりを楽しみました。

そして、今日の大きな目的である、「画廊に立寄り」を行いました。

 

画廊に行こうとしたきっかけは、11月21日木曜日に行われた、中央区新発見「まち歩きツアー」銀座画廊コース。

観光協会特派員として、このコースの案内役を担当させていただきました。

訪問した画廊さんは、「銀座柳画廊」「日動画廊」「至峰堂画廊」。

入店してからは、それぞれの画廊の皆さんからお話をいただきました。

画廊めぐりの楽しみ方、絵画にまつわる興味深い話、画家の作品にかける思いなど、普段なかなか聞けない話でしたよ。

 

こう言うとなんなのですが、私、これまで画廊のドアを開ける機会がなかったもので、当日まではかなり敷居の高い存在でした。

そのうえ、HPで情報を集めると、様々な社会活動を展開されている、銀座でも特徴ある店舗であることが分かりました。

多少、緊張しながら展示室へ入りました。

各画廊とも、独自のテーマに沿って作品が展示され、空間の演出、光の明暗、漂う香りにまでも気が配られていました。

 

『この中から1枚購入するとするならば、あなたはどれを選びますか。』

なるほど、そういう視点で見てみると、絵の方から手招きするのに気づきます。

相性が良さそうな作品、変に突っかかってくる作品、みるみる輝きを増す作品。

それぞれの表情が、活き活きと見えてきました。

 

『作品は丁寧に保存すれば100年以上持ちます。作品を購入して、楽しみ、次の世代に引き継いでいくことも、文化を受け継ぐことになります。』

そのようにして、現在まで引き継がれ、将来へと引き継ぐ方法もあるのだな。

家の光の中で見る絵画って、なかなか想像がつかないけれど・・。

 

『作者を知れば、もっと作品が楽しく見えますよ。』

天才といわれた人たちが、血のにじむような努力をし、それでも世に残るのはその中のひと握りであるといいます。

そうした作家が持つ、人間臭い一面を垣間見れば、一層親しみがわきます。

 

銀座画廊コースは、100名を上回る応募があったそうです。

その中から抽選で10名の方々が参加されました。

銀座5丁目エリアの3店舗を、およそ2時間かけて巡りました。

ゆったりとした行程でしたので、参加者はじっくり鑑賞しながら、画廊の方から話を伺っていました。

抽選で選ばれた方なのに、こんなに熱心な参加者ばかり。

画廊、美術、芸術に関心を持つ潜在的な広がりは、確かにあるのだと思いました。

 

『ぜひ、お友達を誘って、気軽においでください。』

そのお誘いに乗って、さっそく、妻を連れてきました。

聞きかじった話を、得意げに、しかし声を抑えて披露すると、

「わあ、素敵!」 妻の尊敬のまなざしがキラキラ。

 

 

 

 
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