[与太朗]
2010年5月12日 09:50
初夏の訪れを告げる神田祭、9日の日曜日、大神輿の渡御が行われました。
今年は陰祭の年ながら、平将門が祭られて700年の奉祝ということで、神田明神大神輿と将門塚保存会大神輿の初の揃い踏み宮出しなどで大いに盛り上がった祭りになりました。とくに将門塚保存会大神輿は、今回大手町オフィス街のビジネスマンが大挙担ぎ手として参加、神田祭に一層の広がりと厚みが加わったといえそうです。沿道の人出は20万人にのぼるとのことでした
今年の中央区エリアの渡御は常盤橋、日本橋から室町四丁目というコース。昼過ぎ、将門塚で両大神輿揃い踏みでの神事が執り行われた後、大手町サンケイビルまで並んで渡御、ここで別れて神田明神大神輿は2時ごろ常盤橋を渡り日本橋北詰へ、三越を左折して中央通りを北上、室町四丁目まで約1時間半の中央区渡御でした。
渡御の行列は獅子頭山車、神田囃子屋台、大神輿に続き、附祭の曳き物「大鯰と要石」「大江山凱陣」(鬼の首)が氏子小学校の子供たちによって引かれ、沿道には大きな歓声があがっていました。
[与太朗]
2010年5月12日 08:30
いささか旧聞になりますが、4月29日(昭和の日)、恒例のフラワーカーペットが華麗にみゆき通りを飾りました。観光協会のブログ等でもすでに報じられたとおり「ECOと新生活」をテーマに、20万首・120万枚の富山のチューリップの花びらが、14のデザインのカーペットを色あざやかに織りあげました。お出かけになった方も多いのではないでしょうか。私、以前からどんなふうにカーペットが作られるのかなあと思っていましたので、今年は朝早く家を出て見てきましたので、そのあたりを報告したいと思います。
午前8時すぎに到着したみゆき通り、人通りはほとんどありませんが、道路脇には所々に何やらダンボール箱が2~3個ずつ積まれています。泰明小学校の校庭にはすでにボランティアの方々が続々集結。14面のデザイン毎のグループに分かれ、段取りの打合せ・確認やら花びらの下ごしらえなどの準備をテキパキ進めています。9時から通りは通行止め、デザインの描かれたシートをテープで路面に貼っていきます。11時になるといよいよ泰明小からボランティアの方々がグループ毎に持ち場へ出動。赤・白・ピンク・黄・紫、色別に詰められた花びらの袋を大黒様よろしく手にしています。シートに描かれたデザインに従い、決められた色の花びらを置
いていきます。道路わきのダンボール箱には緑の「絵の具」になる立山杉の葉が入っていました。「紫、たり
ないヨ!」「赤、余ってるから隣にあげていい?」などと話しながら11時半にはほぼカーペットが完成。
・・・と思いきや、この日は好天ながら時折帽子を飛ばすような強風が通りを吹き荒れ、見物人の悲鳴の中、さしもの肉厚の花びらも違う色のエリアに吹き飛ばされるものが続出。そのつどボランティアの方が元の位置に戻し、水をスプレーして飛散防止に大童という一幕もありました。フラワーカーペットには雨よりも風の方が天敵のようですね。
12時、泰明小の金管バンド部の皆さんの演奏、引続きオープニングセレモニーが執り行われ第24回の銀座みゆき通りフラワーカーペットもめでたく開幕しました。関係者の皆さん、今年も豪華なカーペットをありがとうございました。
夕刻、再度立寄ったみゆき通りでは、花びら持ち帰り用のビニール袋と「チューリップ染めの作り方」を配布していました。今年のテーマにもマッチしたにくい企画ですね。花首30~40首(花弁180枚~240枚)でハンカチ1~2枚染められるそうです。来年はもっと事前にPRされるといいですね。