[滅紫]
2015年4月28日 14:00
4月15日から始まったこの展覧会。1週間くらい前から松屋さんの壁面がミッフィーの顔になり、銀座通りの向かいからカメラを向けている人がずらー!
話題作り満点のスタートとなり、連日大賑わいです。私は最初の日曜日に出かけたのですが、グッズ売り場の余りの人気ぶりに3日後に買い物だけにまたでかけました。
日本語訳の「うさこちゃん」シリーズをご記憶の方も多いかと思います。会場には「昔こどもだった」方たちが一杯。第一作目のミッフィーと2作、3作目と少しずつ顔を変わっています。日本人クリエーターの方たちが手掛けた高さ180cmのミッフィも登場。
ブルーナさんが毎朝奥様のために描いた「朝食メモ」があり、今日の一日の予定が可愛らしいタッチでこの幸せな家族からミッフィが生まれたのだと納得です。仕事でお邪魔していた某国立博物館の堅物で評判の先生の部屋に「ミッフィーのクリアファイル」があり、「見られた」と思った先生の何ともはにかんだ表情を思い出しました。
5月10日(日)まで。松屋銀座8Fイベントスクエア10時~20時 最終日は17時閉場
一般1,000円、高校大学生700円、中学生500円、小学生300円
[滅紫]
2015年4月11日 14:00
中村翫雀さん改め四代目鴈治郎さんの襲名披露公演が始まった。大阪松竹座での1、2月公演を終えての東京でのお披露目です。お父上の三代目鴈治郎さんが坂田藤十郎を襲名されたため先代がお元気なうちの襲名で珍しいことのようです。
昼夜ともに成駒屋さんゆかりの演目が並んでいてどちらを先に見るのか迷うところですが、まずは口上のある夜の部から。襲名口上は舞台にずらりと裃姿の幹部役者が並ぶのが常ですが、今回はちょっと趣向が替わって「成駒家歌舞伎賑」(なりこまやかぶきのにぎわい)「木挽町芝居前の場」というお祝い狂言仕立てになっていて道頓堀座元の仁左衛門さんが襲名する四代目鴈治郎さんを木挽町座元の菊五郎さんや 太夫元の吉右衛門さん、芝居茶屋の梅玉さんに引き廻し、そこに贔屓の男伊達、女伊達がお祝いにやってくるという構成です。男伊達、女伊達は両花道で白浪五人男風に名乗りをあげ、其のたびごとに拍手がおきます。この賑わいが収まったところで成駒屋一家だけでの口上が行われます。
なかなか洒落た遊び心たっぷりの構成です。夜の演目は「石切梶原」「河庄」「石橋」です。「石橋」の桜吹雪が最後にドンと音を立てて舞台一面に広がり客席から歓声があがりました。あまりにきれいだったのでちょっと拾ってみました。何とピンクの紙が大小の桜の形にきれいに切り抜かれています。(写真をご覧ください)。昼の部は「碁盤太平記」「六歌仙容彩」「吉田屋」です。襲名公演は東西の幹部役者も顔を揃えてとても心の浮き立つ、いつもの歌舞伎公演とは一味違う「お祭り気分」が味わえます。
芝雀さんの来年3月雀右衛門襲名も発表になり、歌舞伎もますます賑やかになりそうな予感です。
千穐楽は26日。お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10時~18時)