中央区にある名物劇場の一つ、〔明治座〕で今月3日から『花形歌舞伎』が上演されています。
〔明治座〕で歌舞伎が上演されるのは何と16年ぶりのことだそうです。随分久しぶりなんだなぁと改めて思いますが、建替え中の〔歌舞伎座〕や〔新橋演舞場〕とはまた趣の異なる同劇場で歌舞伎を楽しむのもまた味わい深いと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、〔明治座〕は、1873(明治6)年に〔喜昇座〕として開場し、〔久松座〕〔千歳座〕と改称・改築を重ねながら、〔明治座〕となってからも戦災や火事で建替えを余儀なくされました。 現在の地に新築オープンしたのは1993(平成5)年です。浜町公園に続く緑道にも映える立派な建物です。
逆に人形町方面へ歩くと、途中に〝弁慶の像〟があります。ご存知「勧進帳」の有名なシーンですね。このあたりが歌舞伎をはじめとする演芸で賑わってきた歴史の証です。 芝居の帰りには散策を楽しんだりおいしいものをいただいたり、この界隈の奥深さを堪能してみて下さい。