[kimitaku]
2014年1月28日 09:00
街歩きマップの紹介です。
この6枚の地図は、中央区観光協会・中央区商店街連合会・中央区が発行元です。
手に取って並べてみると、6枚で中央区の紹介がされています。
思わず手に取って、持ち歩きたくなるような優しい色合いで、作られています。
まず一枚目。
東京駅から日本橋 京橋付近の掲載です。
それぞれ歴史ある商店街が掲載され、その主なイベントも書かれています。
2枚目は銀座、3枚目は築地付近。
築地場外にある 「ぷらっと築地」情報センターにも、巨大な地図が。
4枚目は人形町浜町、東日本橋周辺。5枚目は八丁堀、兜町、茅場町。
八丁堀周辺の商店街は、区画が江戸からの区割りが多く、商店街も、昔の区割りのままなようです。
6枚目は、佃、勝どき、月島、晴海。
この地図から見る中央区は、多くの運河、河川に囲まれ、水の都でもあるようです。
みなさん お休みの日に「ふれあい街歩きまっぷ」を片手に、中央区散策でもしませんか。
地図には、限りがあるようです。お早目に。区役所、出張所、中央区観光協会に備えてあります。
[橘]
2014年1月15日 14:00
寒さで家に籠りがちな毎日ですが、お天気の良い日にぶらりと散歩するなら「浜町緑道」辺りは如何でしょうか。
首都高の浜町清洲橋出口の向かいから「浜町緑道」が始まります。
アーチ型のトンネルを潜ると両側を道路に挟まれたほぼ真直ぐな緑道があります。
ここは、以前は浜町川(架かっていた橋の名前から"みどり川"とも言われる)が流れていた場所を埋め立てて造った緑道です。
北に向かって歩いていくと甘酒横丁とぶつかりますが、ここには、勧進帳で有名な武蔵坊弁慶の像が立っています(昨年の中央区宝探しの宝箱の一つがあった場所です)。
更に行くと北側の出入口付近には「漢方医学復興の地」の碑が立っています。
この口を出て日本橋消防署人形町出張所の脇を抜けると久松町交差点と人形町交差点を結ぶ「金座通り」に出ます。
「金座通り」が浜町川を渡るために架けられていたのが「小川橋」です。
そして、丁度「金座通り」の反対側、久松警察署の並びに「小川橋の由来」の碑が立てられています。
小川橋の由来は、明治19年12月に馬喰町でピストル強盗事件が発生し、駆けつける途中の久松警察署小川巡査が橘町(現東日本橋3丁目)付近で発見した犯人と格闘し重傷を負いながらも浜町河岸迄追跡しその男を捕えたものです。犯人は余罪が80件あり、5人も人を殺している凶悪犯でした。
しかし、小川警部補(逮捕の功績により2階級特進しました)は2年後にこの時の傷がもとで亡くなったそうです。そこで、警部補の尊い死を惜しみ、久松警察署横の橋を小川橋と命名し不滅の功績を後世に残すことにしたものです。
私は、明治生まれの祖父母から良くこの話を聞かされていましたが、明治時代にピストル強盗(更に刀迄持っていたそうですが)という凶悪な犯罪があったことにちょっと吃驚しますが、この凶悪犯に一人で立ち向かっていった小川巡査の勇敢さには、子供心にもなんて立派なお巡りさんだったのだろうという思いを持っていましたので、ここにご紹介した次第です。