[kimitaku]
2015年5月20日 18:00
築地から勝どき橋を渡り右手にまがりほどなく進むと、
小さな公園があります。
「勝どき5丁目緑地」
歩いていても、知らずに見過ごしてしまう
本当に小さな公園です。
けれどこの公園、憩う人も少なくのんびりできる公園でもあるのです。
勝鬨橋の下流にできた新しい橋を間近に望むこともできます。
対岸の右手は「築地中央市場」。遠くに「聖路加タワー」。
下流左手には「浜離宮恩賜庭園」
後方には、汐留の高層ビル群も望むことができます。
休日の午後、たまにはこの小さな公園で、
遠くの景色を見つめて、行き交う船を見つめて、のんびりしてみませんか。
続きを読む: 隅田川を望む「勝どき5丁目緑地」
[佐平次]
2015年5月17日 09:00
日本橋に日本唯一の6☆ホテルがあるのをご存じだろうか?
そのホテルの名は「マンダリンオリエンタル東京」だ。
このホテルは香港に本社を持つマンダリン オリエンタル ホテル グループが日本で2005年12月にオープンしたラグジュアリーホテルだ。
同グループは1974年にタイのバンコクにある、常に世界のホテルランキングでトップを誇る名門『ザ・オリエンタル・バンコク』(現・マンダリン・オリエンタル・バンコク)をも買収している。
外資系、国産を問わず、ホテルランキングではトップを独走。ミシュランガイド東京ではホテル格付け最高ランクの評価を得ており、米国の権威ある格付け機関(アメリカン・アカデミー・オブ・ホスピタリティー・サイエンス)からは、世界で初めての「六つ星」の最高評価を取得しているのである。
日本橋にある国の重要文化財である三井本館の隣に建設された大型複合再開発ビル日本橋三井タワー(千疋屋日本橋総本店のあるビル)の30階から36階を占めるのだが中央通りからは何処にホテルの入口があるのか非常にわかりづらい。
ロビー正面の小さな入口を入り少し奥に進むと左手にエレベーター乗り場がある。
ホテルのフロントは最上階(38階)にあり、その階と下の階にホテルのロビーと朝食用のレストランやティ―ルームがある。
客室は専用のエレベータで降り部屋のカードキーがないとエレベーターには乗れないが、このロビーまでなら誰でも入れるし全面ガラス張りのロビーから視る東京の景色は周りに高い建物があまりないので格別である。 もちろんティールームでお茶を飲むのもいい。
しかし、本当のお勧めはロビーからの眺めではないのだ!
ロビーの横にあるトイレに入ってみよう! さすが6☆ホテル、素晴らしいトイレだ! 手を拭く暖かいおしぼりもふんだんにある。
でも一番素晴らしいのはトイレからの景色である。 全面が総ガラス張りで真正面にスカイツリーが、また途中に高い建物がないために隅田川とともに一望できる。
これだけ見事な東京の下町風景とスカイツリーを望める展望台はそうそう無いだろう(それも無料で!)
さて、ロビーに戻るともう一つ値打ちのある風景を楽しめる。
トイレと反対側、つまり西向の窓では東京駅周辺のビル群が目前に見下ろせるのだが、もっと近づいて真下を覗き込んで見てください。 緑色の屋根の建物が見えます。これが1974年(昭和49年)に国の重要文化財に指定された日本銀行本店本館です。
東京駅などを手掛けた建築家辰野金吾氏の設計で、柱やドーム<丸屋根>などのバロック様式に、規則正しくならぶ窓(まど)などのルネッサンス様式を取り入れた「ネオバロック建築」で、ベルギーの中央銀行を手本にしたとされている明治時代の近代洋風建築を代表する作品です。
この建物は上空から見ると『円』に見えることで有名ですが、建築当時の『円』の正字は『圓』であるため『円』を意識したものではないと言われてます。しかし『圓』の略字(手書き文字)として『円』の字は昔から使われているので、やはり『円』を意図してこの形にしたとの説もあり、この方がロマンティックな気がしますが...。
ともあれ、この『円』の形をした日本銀行の建物を真下に見られる場所は他に無いと思われますので是非ご覧になってください。(実際は横向きですが...)
このマンダリンオリエンタルホテル東京は全178室。最もベーシックなデラックスは約50平方メートルの広さで部屋代は朝食込で5万円(ツイン)。他の有名ホテルと比べてもそれほど高くもないので話題作りに泊まってもいいかも。