6月20日(土)午後6時から日本橋区民センター内の日本橋劇場で古典芸能鑑賞会を見ました。
幼い頃、両隣のおばあさんが夕方になると三味線で芸者ワルツをひいていて、いつも同じところでどちらかのおばあさんが間違ってとまっていたので、あまり上手ではなかったと思うのですが、三味線の心地よい音色が大好きでした。
人形町の小道を歩いていると三味線の音色を今でもたまに聞くことができます。明治座の公演があると甘酒横丁の三味線屋さんが演奏をされていることもあります。そういう時は、つい立ち止まって三味線の音に耳を傾けてしまいます
三味線の演奏会に行きたいと以前から思っていましたところ、中央区のポスターで古典芸能鑑賞会を知り、初めて鑑賞しました。2時間あまりでしたが、江戸の文化・歴史の講演、常磐津浄瑠璃のお話、舞踊大和楽、義太夫、舞踊清元と盛り沢山で、大好きな三味線の音色や舞踊などに感動しました。一度にいろんな分野の芸能が見られるので、自分のように初心者の方にもお勧めです。
演奏や公演をされている方が中央区民の方々で江戸時代からの伝統を守られ、年に一度素晴らしい芸を披露してくださいます。「芸事を始めるには6歳の6月6日が良い」「直江兼続の屋敷跡は現在の警視庁」など興味深いお話もありました。そして見に来られている方々は着物の方が多く、江戸時代もこんな風に江戸四座の芝居をこのあたりで鑑賞していたと思うと感慨深いです。今から次回が楽しみです