念仏踊りを踊る前に 必ず無縁仏様に御祈りするよう リーダーが指示していました。
7月初め頃、佃煮を買いに行ったついでに「佃島の盆踊りは13・14・15日ですよね・・・・」って尋ね たら「念仏踊りだよ・・・・」って返事が返って来ました。
夕方6時より8時までは子供達の踊りです。
8時より9時半頃までが大人の踊りだそうです。
明暦の大火で西本願寺(築地本願寺)が消失した際に門徒であった佃の漁師達が築地の土地を埋め立て延宝8年 本堂が再建された際に盆踊りが行われました(1680年)
これが盆踊りの始まりです。
それぞれが踊る前にまず無縁仏様に御祈りをします。昔、明暦の大火で上流より焼死体が佃島の浜へ流れ着き これを漁民(佃町民)が無縁佛として手厚く葬りました。佃島を守って下さっているという感謝の気持ちを捧げてから 踊り始めます。
8時よりの大人の踊りでは貫禄のあるベテランが 左手にマイク、右手にバチを持ち 太鼓を叩きながら 独特の節回しで 歌い、念仏踊りが進行しておりました。
佃島の盆踊りが 東京都の無形民族文化財に指定されている事を 実感いたしました。
この踊りは 意外と誰でも参加できそうで 輪の中の一人が私にも 「後について来ると踊れるよ・・・・」と 誘って下さいました。
勤め帰りのサラリーマンが 背広姿で輪の中に入って踊っていらっしゃいました。
夜風に吹かれ下町の楽しい夜のひとときでした。