当初は、日本橋川・新三崎橋防災船着場発着を予定していましたが、当日の潮位が低く、乗・下船時の危険を避けるため上記の通り市兵衛河岸防災船着場発着に変更されました。
運行主体はNPO法人「あそんで学ぶ環境と科学倶楽部」といいうことで、使用船舶は定員12名と小型ながら、バッテリー駆動の「環境に優しい」エレクトリック・ボートでした。
船長のガイドは簡にして要を得たもので、江戸城外濠石垣や消滅した支流の痕跡など歴史的遺産のみならず、日本橋川の潮位差は最高2メートルにも達すること、普段の透明度は2メートル以上あるが、雨が降ると合流下水道の影響もあり30㎝程度まで落ちること、さらに、微生物を活用した水質浄化努力が重ねられていることなどをも網羅し、エコツアーの名に恥じない、レベルの高いものでした。
しかし、日本橋川に架かる24橋のうち、首都高速道路に覆われていないのは最下流の湊橋と豊海橋の2橋のみという現実を改めて再確認させられ、強い憤りを感じたことを付け加えておきます。
なお、このツアーのプロモーターは"ぽけかる倶楽部"(03-5652-7072)でした。