写真は住吉神社の本殿です。
住吉神社の例祭は毎年8月6・7日に行われました。
今年は3年に1度の本祭りではなく陰祭りでしたが6日には大祭式が本殿で行われました。
7日は神楽殿で午後2時半・4時半・7時より江戸里神楽として3つの物語が若山胤雄社中により
奉納されました。※陰祭(かげまつり)の時のみ奉納)
江戸里神楽とは御能、歌舞伎、狂言の要素を取り入れて古くから神社に奉納する音楽と舞です。
物語は遠い昔の神話に基づいています。
台詞もなく伴奏は情景描写、心理描写です。
大太鼓、大拍子(鼓に似た大きな物)、能管、竹笛に合わせて御面をつけて舞います。
高い芸術性を持ち江戸文化の神社芸能として伝承されています。
江戸里神楽の若山胤雄社中は国指定重要無形民族文化財に指定されています。
住吉神社の御祭神
伊邪那岐大神(いざなぎのみこと)の御子である底筒之男命(そこつつのおのみこと)中筒之男命(なかつつのおのみこと)表筒之男命(うわつつのおのみこと)の3柱の神は海路守護の神様です。
それに この3神を遥拝なさった 息長足姫命(神功皇后) 東照御親命(徳川家康)の御神霊も
奉還祭祀されています。
佃島は江戸湊の入口でもあり海運業、各問屋組合はじめ多くの人々の海上安全の守護神として
信仰され その後は月島、勝鬨、豊海、晴海も加わり産土神(氏神)としても信仰を集めています。
8月7日、住吉神社の神楽殿で江戸里神楽が若山胤雄社中(国指定重要無形民族文化財)
の方々により奉納された時の写真です。
伊邪那岐大神(いざなぎのみこと)
表筒之男命(うわつつのおのみこと)
中筒之男命(なかつつのおのみこと)
底筒之男命(そこつつのおのみこと)
住吉神社の龍虎と黒駒(区民有形民族文化財)が1対づつ展示され 御神酒が供えられている。
本祭りの時は獅子頭の鼻先を掴むと縁起が良いとされる事から、宮出しは区民無形民族文化財に指定されている。
平素は一般には公開されていない。
神輿(区民有形民族文化財)天保9年(1838年)に奉納された。
天皇の即位に用いられる高御座を模して八角形にしたと云う伝承から八角神輿とも呼ばれる。
ガラス張りの外から撮ったので外光が反射して良く撮れなかった。
平素は一般公開していない。