おそばの老舗:神田須田町の「藪そば」さん直系の、「藪伊豆総本店」(日本橋)さんでは、毎月一回「藪伊豆土曜寄席」が開催されています。
先日、初めてうかがいました。
お店の前にはのぼりが立ち並びワクワク感が高まります。
重厚な外門をくぐって・・・・・。
「藪伊豆」さんでは毎日、石臼で挽いたそば粉を、その日のうちに朝夕二回打っていらっしゃいます。
寄席の前に、ちょっと腹ごしらえ・・・・・と、二階のお席でおそばをいただくことにしました。
冷たいおそば、温かいおそば、旬のものを使ったおそば・・・・・いろいろあってどれも美味しそう
さんざん迷った挙句・・・・・せいろランチにいたしました
せいろ2枚・海老てんぷら1尾・「かご清」さんの板わさ2枚・自家製玉子焼き・茹でたもやし&三つ葉、薬味です。
写真にそば味噌がついているのは・・・・・・・・連れが「お休みの日に、ちょっとばかり日が高いときに、お蕎麦屋さんで一杯いただくのはなんと言えませ~ん」とお酒もお願いしたからかと・・・・・・?
二人とも同じ「せいろランチ」なのですが、連れには、まずはじめに「おつまみ」として楽しめるよう、せいろ以外のものを出してくださり、お酒がなくなったころ、せいろと、再度そばつゆを出してくださいましたしめは、そば湯です、ほんのり甘くておいしかったです!
藪系のきりりとしたつゆの味、細く香りのよいおそば、甘い海老天、江戸前の出汁の味がする玉子焼き・・・・・・大満足でした。
この後、落語を楽しむんだなぁ~と思うと、江戸時代の人もこんな気持ちだったんだろなぁと、とても豊かな気持ちになりました!
「藪伊豆土曜寄席」またの名を「かざぐるまの会」の出演は、鈴々舎風車(れいれいしゃふうしゃ)さん、三遊亭ぬう生さんです。噺家さんのお写真は、肖像権の問題などがあるといけませんので、高座あたりを撮らせていただきました。木戸銭:¥1700です。
演目は風車さん「尻餅」、ぬう生さん(「当日のお楽しみ」と案内にありましたが)「不動坊」、休憩をはさんで風車さん「井戸の茶碗」でした。
「井戸の茶碗」などは、他の噺家さんのものを何回かお聞きしたことがありましたが、風車さんは、茶碗の鑑定師を「中嶋」(TVでもご活躍の骨董品の専門家さん)と呼んだり、現在のエッセンスも盛り込んでいらして、大変楽しめました!
お二人とも大変勢いがよく、汗をかきながらの熱演で、目尻のしわも気にせずに笑いころげてしまいました
次回は1月16日だそうです。
そして、「藪伊豆総本店」さんでは、奇数月に柳家花縁さんの「落語とそばの会」も開催されています こちらは、そば懐石付きだそうです。
詳しくは「藪伊豆総本店」へお尋ねくださいませ。