お正月を迎える「松飾り」で、「竹の切り方」について、斜めに切っているのと、節の上で平たく切ってあるのは知っていたが、さしたる興味もありませんでした。
通常、東京でよく見るのは、節の上から斜め切り、上の節は残さない「そぎ」というきり方です。
門松は地方によって違うそうです。
まず切り口ですが、古来は横に切ったそうですが、戦国時代以降、特に武家では斜めに切るようになりました。
ですので、京都の伝統を重んじる所では、未だに竹は斜めに切らないそうです。
今日は、そんな松飾を写真に収めてきました。
まず、節の真ん中を残したもの(銀座7丁目のいいよ、いいよという番地)
晴海通りの角、「日の出」さんの竹飾り。 商家であり、平たく、無事な様にとの意を込めているのでしょうか?京、関西風の伝統重視でしょうか?お客様がこれで怪我でもしたら大変ですしね。
人形町甘酒横丁の入り口で、横丁の由来の店跡。こちらも平たく切った竹の 「寸胴切り」
こちらも人形町のお菓子舗。「笑門来福」の意味でしょうか?この切り口は、「笑い口?」
七福神の参拝客で賑う松島神社。篠です。
浜町、清澄通りの交差点で。一つは真ん中の節を残し、あとの2つはそれぞれ切り方が違います
浜町の産土神、「濱町神社」も篠で新年の参拝客を迎えています。
日本橋。老舗の山本海苔店。
「にんべん」さんも平たく切った「寸胴」の竹を飾っておられます。
この日は七福神めぐりと日頃宮司さんがいらっしゃらない神社も巡りました。
最後の福徳神社の場所が分からなくて、右往左往して、にんべんさんに伺いました。
親切な女性店員さんが、裏手の赤い格子に囲まれたのがそうですよと教えてくれました。
老舗の伝統、そこに働く方の自然なご親切、温かさに触れて、嬉しく江戸バスに乗りました。