明けましておめでとう御座います。 2010年の幕開けです。
お正月の三ヶ日間は お天気に恵まれ、三日目が今・・穏やかに暮れようとしています。
一富士、二鷹、三茄子の夢は見ませんでしたが 放鷹術や合気道の実演のある浜離宮を訪れました。
冬牡丹の展示があり その美しさに見とれてしまいました。
ホシハジロ(雄)が「潮入の池」で遊んでいます。
波が穏やかで 静かに水面が揺れる度に 空の青や木々の緑による模様の変化を面白く眺めました。
「放鷹術」の実演で鷹匠が鷹を放つ所です。
「振り替え」・・・・30~40m離れた鷹匠から放たれた鷹が 地面すれすれに飛んで来て 急上昇し
別の鷹匠の左腕に止まります。
実演を終えて 鷹と共にホット一息つく鷹匠です。
「据え」・・・・・・・水平に保った拳の上に 鷹を安定して止まらせておく。 すべての術の基本です。
「渡り」・・・・・・・樹上に居る鷹を拳に呼び返します。
「据え替え」・・・鷹匠以外の人の拳に鷹を止まらせる。
「振り鳩」・・・・・一人の鷹匠が細紐をつけた鳩を振り、樹上又は別の鷹匠の拳から鷹を呼び寄せ
近づいた所で 鳩を投げ上げ 空中で掴ませます。
鷹匠の衣装は 明治時代より 鳥打帽子(ハンチング)地下足袋を使用するようになりました。
鷹は非常に繊細であり 大勢の観客に囲まれ ビル風が吹く中での実演は 鷹匠の方々も大変な御苦労をなさっている事と思います。
4世紀頃に日本に伝わったというこの伝統文化は 後世に伝えて行かねばならないと思いました。