このたび特派員を仰せ付かりました新参です。以後お見知り置きを。さて、初仕事はどこに行こうかと思案しましたが、「ふりだし」はやはり道の始まり、お江戸日本橋が一番ふさわしかろうと考え、4月4日、「春の名橋『日本橋』まつり」を楽しんできました。花曇りのやや肌寒くも感じる中、交番前の枝垂桜はすでに最後の花びらが風に舞っていましたが、お隣のソメイヨシノもお向かいの紅枝垂れも今真っ盛り、まつり気分を盛り上げていました。
今年のまつりは、物品販売、くじ引き、人力車記念撮影、川浄化のEM団子の投入れなど恒例イベントに加え、往年の名車クラシック・カーのデモンストレーションがあり、大いにまつり客を喜ばせてくれました。
まつりは10時に始まり、オープニングセレモニーが行われる11時からは一般車通行止めの歩行者天国、ふだん近寄れない橋中央の道路元標を間近に見て「ラッキー!」と喜ぶ旅行者。物販では江戸東京野菜や、あじの干物(なんと十尾500円!)などの販売に長蛇の列。クラシックカーは日銀本店前を出て、1時前には橋上に整列、白洲次郎・森繁久彌・高倉健さんら著名人の愛車を含め約20台。黒山の人だかりに、マスコミの腕章をつけたカメラマンが車の撮影に四苦八苦していました。
ところで、来年は明治44年の架橋からいよいよ100年。80周年のときにはずいぶんと名橋にふさわしい景観整備がされましたが、100周年に向けても整備・補修を含め沢山の行事・イベントが企画されているとのこと。大いに期待をしたいと思います。