「聖路加ライフサイエンスセンター構想」に基づく施設開発の一環(第3街区)として、1994年竣工の聖路加ガーデン。聖路加タワー<オフィス+商業棟(47F)> 聖路加レジデンス<住居(高齢者向けの医療・介護サービス付きの賃貸住宅)+ホテル棟(38F)>というツインタワーの複合施設。
デッキで繋がる聖路加国際病院(第2街区:1992年竣工)および聖路加看護大学・聖路加国際病院1号館(第1街区:1998年竣工)と一体化され、明石町河岸公園とも隣接し、立体的な緑のオープンスペースのネットワークをつくりあげている。
2F部分の公開空地は屋上緑地になっており、柔らかな天然光が降り注ぐフロントスペースの大屋根広場や見晴らしのいい隅田川を望む野外テラスが訪れる人を優しく迎えてくれる。
左から<ハコネウツギ> <コバノズイナ> <ヘレボラス オリエンタリス>
隅田川に面した野外テラスは親水公園遊歩道と繋がっており、心地よい風がそよぎ、川面は穏やかで、柔らかい表情を見せてくれる。
先進的な医・職・住・学・悠を融合させた多彩な都市機能集積と四季折々の豊かな自然の融和。
安らぎのひとときがしばし時間を忘れさせてくれる。
聖ルカ通り沿いの病院並びに看護大学の敷地には歩道と並行して緑道が設けられている。
春の芽吹きから始まり、陽射しが強くなるにつれ頃合いの木陰と木漏れ陽をもたらし、秋には紅葉と、四季折々彩りと癒しの空間を提供してくれている。
<看護大学敷地内緑道> <病院敷地内緑道>
長い歴史が育んだ伝統と新しい東京の歴史・文化の散歩道の1つ「銀座月島コース」。
付近はそのうちの 「築地江戸前散歩コース(歌舞伎座~佃島)」の一部ともなっている。