6月11日(金)11時から12時、コンシェルジェの敷田さんの案内で、平成21年(昨年)6月30日百貨店建築として初めて国の重要文化財に指定された高島屋東京店を見学してきました。
昭和8年(1933)日本生命が建設し高島屋が借り受け開店(日生は6,7階の一部を使用していたとのこと)。
設計者:高橋貞太郎(上高地帝国ホテル、川奈ホテル、学士会館etc設計)
昭和27年、29年、38年、40年の4回にわたって増改築を実施。そのときの設計者は村野藤吾で正面2階から下がっているシャンデリヤも彼のデザインとのことです。
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高島屋東京店正面
昭和8年部分と増築部分のつなぎ部分
寺院建築(?)を真似た梁組み
村野藤吾デザインのシャンデリア
ショッピングでデパートへ来ますがこの様に改めて文化的に価値のある建物として見るとショッピングもまた別の楽しみがあります。
案内してくれた敷田さんも当時の写真、新聞記事を使いいろいろとエピソード、見所を話してくれあっというまの1時間でした。参加されて案内の方のお話を聞かれたほうがよいと思い楽しい話は載せませんでした。なんと屋上に象さんがいたという話もあります。
高島屋のシンボル : ローズちゃん
階段手すりに見られる「アンモナイト」の化石
見学日時:毎月第2金曜日 1回目:11時から 2回目:3時から
申込方法:見学希望日の前月1日から、電話か直接コンシェルジェ(正面入口入って左側)。先着15名で締め切りだそうです。
参考:雑誌「東京人」 july 2010 no.284 「国宝!重要文化財!建築を見に行こう」46頁~48頁にも「高島屋東京店」の記事が出ています。