大正12年の関東大震災後・・・・・昭和4年(1929年)竣工・・・・地上7階・地下2階です。
関東大震災の2倍の大きさの地震にも耐える事が出きるようにとして建設されました。
本館では現在、中央三井信託銀行が営業なさって居り地下には当時、東洋一の金庫として設置された金庫が今も健在です。
豪華な金庫の扉を御紹介します。
アメリカ モスラー社 製作
金庫の円形扉 直径・・・・250cm 厚さ・・・・55cm 重さ・・・・50tの特殊鋼です。
膨張率の大きい合金鋼がサンドイッチ状に組込まれ火災に備えています。
当時は搬入するに当たり、重量制限の為に日本橋(当時は木造)上を運ぶ許可が下りず、新常盤橋の側まで船で運び陸揚げして深夜三井本館まで運んだそうです。
上記、2枚の写真は事情を説明の上、銀行の許可を頂き立会いの下で撮影させて頂きました。
御好意に感謝して居ります。
外壁はコリント式の大列柱の上部です。
アカンサス模様
6・7月に白・淡紅色の花が咲く多年草の低木です。地中海沿岸地方に多く分布します。
古代ギリシャ及び ローマのコリント式建築で、柱頭部分の装飾用に図案化されています。