「月島の草市」は都内でも貴重な季節市。昔はホウロク、おがら、ホウズキなどお盆用品を売る市が立ったそうです。 今は月島西仲通り商店街の道路は露店で埋め尽くされ大人も子供も草市を楽しみにしています。今年は
お盆用品は、「ハナキ花園」さんのところで売っていました。盆棚の作り方のチラシも置いてありました。それによれば、写真の図に示しますように、お供えをのせる「まこも」を敷き、季節の野菜・果物、ご先祖様の好物を「ハスの葉」にのせてお供えし、また、「なす」や「きゅうり」を使って、ご先祖様を送迎する牛や馬をかたち作って供えます。「まこも縄」の縄目には「ホウズキ」、「わかめ」、「稲穂」、「蒲の穂」などを吊り下げて日除けすだれにするそうです。「麻がら」は13日や16日の夕方に、ご先祖様をお迎え・お送りするために焚きます。
商店街の入り口広場にセットされた特設ステージで歌や踊りが披露されていました。その中で、10月9・10日開催予定の「月島もんじゃ祭り」主題歌が紹介されました。曲名は「踊るもんじゃ、唄うんじゃもん、どんなもんじゃ」です。神坂美羽(かみさか みう)さんが歌っています。とっても軽快で楽しい歌です。7月28日CD/DVDが発売だとか、皆さん応援してあげてくださいね。
露店では、金魚すくい、スーパーボールすくい、ヨウヨウ釣り、射的、三角くじなど懐かしいお店がいっぱい。中には、お姉さん占い師3名による占いテントなんかももありましたよ。町会のお母さんたちも「町会の店」で頑張っていました。磯辺焼き100円、おいしかったです。
草市が終わって、7月13日からご先祖様をお迎えするお盆が始まりました。佃島では町内の一角で盆踊りが始まります。静かで深い味わいを今に伝える佃島の盆踊り、念仏踊りともいわれるそうですが・・。
7月15日(木)に佃島盆踊りの最終日ということで子供の踊る時間帯だけでしたが、佃島の盆踊り会場に行ってきました。中央の櫓からながれる単調な歌と太鼓にあわせて午後7時ごろから静かな踊りがはじまります。最初10人ぐらいでしたが、30分で100人の輪になりました。踊る前には広場の隅にある無縁仏の盆棚に手をあわせていました。これからもずっと昔ながらの伝統を伝えていってほしいものです。