今年も名橋「日本橋保存会」主催で、名橋「日本橋洗い」のイベントが開催されました。7月25日(日)は好天に恵まれ、子供さんも大勢加わって約1600人もの人が「日本橋洗い」に参加しました。概要をご紹介します。
11時頃に、まず滝の広場近くのは橋詰めで来賓や主催者の挨拶がありました。橋洗いに先立って、日本橋川の水質浄化を願って参加者が一斉に日本橋から「EM団子」を投げ入れました。「EM団子」は環境団子ともいわれ、人間や自然にとってよい働きをする微生物群を泥団子にして培養したもので、特に河川や海などの浄化に役立ちます。(EMとはEffective Microorganismsの略語で、有用微生物群という意味です。)
つづいて「日本全国各地の名水」を橋の車道の中心に埋めてある「日本国道路元標」にかけました。
いよいよ参加者による「日本橋洗い」のはじまりですが、その前にまず、散水車が4台並んで橋の車道に水をまきます。
それから参加者が一斉にデッキブラシや大きな亀の子たわしで橋の車道、歩道、欄干、柱を磨きます。橋の中心に埋められている「日本国道路元標」も、この日はみんなできれいに磨きました。
一方、日本橋川では東京消防庁の海上消防艇「きよす」が出動して日本橋に放水を行いました。
日本橋を大切にしたいという皆様、日本橋を愛する皆様が主体となり官民一体で行った大イベント「日本橋洗い」でした。(なお、このあと今年(平成22年)の7月26日頃から11月19日頃まで日本橋の補修を行うそうです。)