今年も8月6・7・8日と住吉神社例祭が行われました。
昨年は御神楽奉納を取材させて頂きましが今年は八角神輿の宮出しと宮入りを取材しました。
現在の八角神輿は製作以来170年の歴史の中で繰り返し修理が行われて来ました。
今年は陰祭りですが、その神輿が最後となり、西仲通りや佃の街々を巡りました。
現在は新しい神輿を製作中で来年の本祭りは天保時代に造られた八角神輿の形状を忠実に再現した新しい宮神輿が渡御いたします。
下記写真は神輿を担ぐ為に用意万全の若衆達です。
揃衣(そろい)(浴衣)を着ています。
若衆・・・白地に紺色 大若衆・・・薄水色に紺色 世話人・・・白地に緑色
年齢と経験により揃衣の色が違います。
神輿、宮出し前の世話人の会話の中に昔の良き時代の近所や家族関係を感じました。
若衆・・・・神輿を担ぎたい人、若くて元気な方々です。最初は若衆から始まります。
大若衆・・・・・若衆を経験した方々です。
世話人・・・・若衆・大若衆を経験した年長の方々で、昔からこの例祭を支えている方です。
境内の中で神輿を担ぎ挙げました。
若衆達が一致して神輿を上に挙げる、この動きを美しいと感じました。
神輿が鳥居を潜る前ですが大若衆と世話人が後で見守っています。
昔の街並の中にも向こう側には背の高いビルが見えます。
上下2枚の写真は同じようですが少し角度が違いどちらも好きな写真です。
神輿が鳥居の左に寄った為に緑がバックになりました。
街に出ました。神輿には途中で水も掛けられています。
先頭の数人が木遣節で先導していました。
木遣節・・・祭礼の山車を引く時や祝儀等にも歌う。
氷の塊をビニール袋に入れた方が若衆達それぞれの口に氷を入れたりしていました。
街々を巡り帰って来た八角神輿です。
午後8時よりの遷霊祭(御霊を神社本殿へとお遷し致します)を待っています。
大役を果たした若衆(神輿を担いだ人)達は外で飲み物や食事で寛いでいました。
八角神輿の テッペンで金色に輝く鳳凰です。
例祭は毎年8月6・7日に行われます。
来年の本祭りは土日を含む4日間になります。
本祭りには6本の幟が立てられその大幟と抱木(ダキ)は下記写真の水の中に保存されています。
水面には向こうのビルも映っています。
地元の方が「昔は佃島の大幟が江戸城から見えたんだよ・・・」と祖父が話していました。
・・・・・と教えて下さいました。
八角御輿・・・・・中央区区民有形民俗文化財指定
獅子頭の宮出し・・・中央区区民無形民俗文化財
龍虎・黒駒の獅子頭・・・・中央区区民有形民俗文化財