銀座の空をミツバチが舞っているのを皆様御存知ですか?・・・・
ミツバチは「環境指標動物」と云われ殺虫剤や農薬の多く使われている環境では長く棲息できません。
でも2006年から「紙パルプ会館」の屋上を棲家として銀座界隈の蜜源から密を採集し運んでくれています。
ミツバチが蜜を運べる範囲は半径4kmで高さは50メートル位をよく飛んでいるようです。
銀座は自然環境とかけ離れている様ですが、蜜源は浜離宮、日比谷公園、皇居、街路樹や花壇から農薬と関係のない蜜を運んで来ます。
銀座にある紙パルプ会館屋上では「NPO法人銀座ミツバチプロジェクト」の方々が西洋ミツバチと日本ミツバチを飼い実際に蜂蜜を採集し瓶詰めにして販売したり菓子店と協力して他の材料を合わせてスイーツを作っていらっしゃいます。
蜂蜜は松屋銀座B1Fのはちみつ専門店「ラベイユ銀座」でも販売されています。
ミツバチ小屋
を見学させて
頂きました。
ストロー素材で出来た人口巣脾枠。
1ヶ月もすると採密出きるくらいに密が溜まります。
刃物でこさげる様にして蜜を取ります。
5・6月頃はもっとビッシリ蜜がついていますが9月なので少なくなっています。
こさげ取った蜜を攪拌器に入れまわします。
昨年は800kgの蜜が採集されたそうですが今年は860kg位になる予定です。
銀座ミツバチを育成する為に銀座ビルの屋上その他には多くのビーガーデンが存在します。
① 銀座ブロッサム屋上 ・・・菜の花
② 白鶴酒造屋上・・・・・・・・酒米 枝豆
③ 松屋銀座屋上・・・・・・・夏野菜(なす 枝豆 サツマイモ)
④ 東京画廊・・・・・・・・・・お客様に好評です。
⑤ マロニエゲート
下記は銀座三越新館の屋上に予定されている屋上農園作付け予定表です。
多くの会社や多くの個人のメンバーに支えられ「銀座ミツバチプロジェクト」は成長しています。
取材に関しましても非常に気持ちよく受けて下さりミツバチの作業をする小屋には特別の上下コンビネーションになった白の上着やネット付きの緑の帽子をお借り致しました。
ミツバチは香水や二日酔い、汗の臭いを嫌い雨の日や曇の日、寒い日は怒るそうで巣箱は開けられないそうです。
皆様が小さな生き物に配慮して銀座をよく理解し、無農薬の花や野菜がビルの屋上でドンドン多く育つ事を願っています。