中央区の端っこともいうべき、銀座八丁目、海岸通りの脇に「踏切跡」が残されています。 今は高層ビルや地下街に変わってしまいましたが、かつて〔汐留駅〕があり、そこから築地市場に鉄道の引込み線が敷かれていました。
ちょうど、現在の朝日新聞社の脇を抜けて市場まで線路が伸びていたんですね。
何となく往時をしのばせる雰囲気です。
汐留側に大きなビルが林立するようになって、何だか踏切の遺構が取り残されたようでちょっぴりさびしい気もしますが、かつて物流の大きな役割を担った歴史を心に留めておきたいと思います。
※保存理由を記述した説明板が掲げられています。
帰り道、舗道にかまきりを見つけました。すっかり涼しくなった都会の片隅で、戸惑うかのように鎌を振り上げている姿は、少し寂しげでもありました。。
様々な思いを風景に溶かして、今日も町は時間を刻んでいきます。中央区には多様な景色が点在しています。