松の茶屋
釘隠し
欄間の透かし
天候に恵まれた新春の浜離宮庭園は2日、3日共に放鷹術実演の為、大変に賑わっていました。
2日朝は放鷹術の披露で賑わっている広場を通り過ぎると静かな広い庭が広がっていました。
「潮入りの池」や「松の茶屋」辺りは人影もほとんどなく新春の庭を一人占めの気分で清々しく眺めました。
「松の茶屋」はビルの間に沈む日が「潮入の池」の水面に映りその反射が「松の茶屋」欄間の透かし彫りを通って廊下の長押の上に映るように考えられています。
昔そのような設計であった事を忠実に実現しています。
「御茶と御菓子」を頂きながら池の中に座っているような雰囲気を味わいました。
10人分の座布団がありましたが私と友人の2人だけで「松の茶屋」の御客様となりました。
ラッキー!!!
今後の「松の茶屋」公開をどのようにするかは検討中だそうです。
下記写真は「浜離宮ガイド出発場所」の「新春の寄植え」の中に見つけた「百両」です。
千両と万両は良く知られているので省きます。
百両・・・・唐橘(カラタチバナ) ヤブコウジ科の常緑低木です。
日陰下に生え7月頃、白か微紅色の花が下向きに咲きます。
新春なのに冬紅葉が美しい場所が2・3ケ所ありました。
「ロウバイ」の気品のある香りが新春の庭を引き立てていました。
「サザンカ」はありふれていますが元気良く咲いていて心に留めました。
「スイセン」よりも梅の堅い蕾が気になりました。
花木園の「 十月桜」が満開です。
新春早々の「梅の花」は縁起が良いですね。1月末から2月にかけて浜離宮は梅園になります。
12種類以上で約140本の梅の木が園内にあり11代将軍家斉が好んだ「見驚」ケンギョウ等が見られます。